思考と学び

電子レンジ加熱で放出されるマイクロ・ナノプラスチック|樹脂容器と乳幼児への懸念

私たちがPETボトルに代表されるプラスチック容器を使い始めて、すでに30〜40年が経ちました。これらの容器は、1982年に食品衛生法で清涼飲料水への使用が認可されてから急速に普及し、今では生活を支える不可欠な存在となっています。しかし近年、...
思考と学び

人の血圧は生まれつき皆違う|平均で語る「基準値」は誰を救うのか?

私たちはずっと、「血圧がある基準を超えるとよくない」と言われ続けてきました。しかし、人は生まれながらに「その人固有」の適正な血圧を持っていて、それは正規分布という連続的な分布に近くなることが知られてます。これは、世界的な疫学的、生理学的な研...
思考と学び

高血圧管理・治療ガイドライン2025:引用論文の解釈の構造的問題

日本高血圧学会は、「高血圧管理・治療ガイドライン」を6年ぶりに改訂し、2025年版を公表しました。今回の改訂で最も大きな変更点は、2019年版では75歳以上の高齢者に認められていた「140/90mmHg未満」という緩和目標が撤廃され、全年齢...
ランニングと登山

身近な近畿の雪山「武奈ヶ岳」|感動の絶景は厳しさのご褒美──挑戦の条件は周到な準備

近畿の雪山と聞いて、どこまで本格的な景色を想像するでしょうか。比良山系の主峰・武奈ヶ岳は、四季折々に登山者を惹きつける山ですが、ひとたび雪を頂くと、その表情は一変します。静寂、絶景、そして確かな厳しさをまとった、別世界の山になります。条件が...
ランニングと登山

ランニングフォーム改善で見えてきた成果──シニアにこそ有効な『エイジグレイディング』という物差し

前回の記事では、シニアランナーにとってのランニングフォームの重要性について書きました。フォームは、故障を防ぎ、楽に走るために、そして結果として少しだけタイムを向上させるために、非常に大切な要素です。私自身、今シーズンの走り始めはかなり厳しい...
思考と学び

地球温暖化問題は後戻りできない局面へ|この先地球環境が向かう先とは

ここ数年、私たちは「異常気象」という言葉に慣れすぎてしまいました。豪雨、猛暑、干ばつ、山火事──それらはもはやニュースではなく、日常の一部です。これは、偶発的な自然現象ではなく、周知の通り地球温暖化によるものと考えられます。そして、科学的な...
ランニングと登山

67歳でも10kmを1時間以内──ずっと楽に走れるフォームに変わった「たった2つの気づき」

最近、走っていて、こんな変化はありませんか。以前より走るのがしんどい少しの距離で疲れる少し走り方を変えるとどこかが痛くなる、最近故障が多い「年齢だから仕方ない」、そう考えるのも自然です。私自身、還暦前にランニングを始めて8年。体力の低下とと...
船釣り

なぜ今年、大阪湾のタチウオは爆釣したのか──黒潮大蛇行終了がもたらした“海の変化”

なぜ、今年の大阪湾のタチウオは、これほどまでに好調なのでしょうか。そして、なぜ同じ船に乗っているのに、20匹以上釣る人と、ほとんど釣れない人がいるのでしょうか。実は、この2つの「なぜ」は、同じ本質でつながっているのです。タチウオに限らず、釣...
ランニングと登山

67歳の私が続けるシニアのランニング|“今できていること”に感謝して、無理せず楽しむ習慣

私は年のわりに脚力はあるほうだと自負していますが、それでも65歳を過ぎたころから、少しまとまった運動をしただけで強めの疲労感や筋肉痛が残るようになってきました。そんな私の体づくりを支えてきたのが、還暦前に始めたランニングです。とはいえ実際は...
小さな実践録

”こんぴらさん”の1368段の参道|登って見える「生活」に根差した信仰

1368段の石段を登りながら、ふと疑問が浮かびました。なぜ人は、これほどの労力をかけてまで祈りに向かったのか。香川県で「こんぴらさん」として親しまれてきた金刀比羅宮は、単なる観光地ではなく、かつて人々の生活と直結した“生きるための信仰”の場...
思考と学び

AIで賢くなる人、思考停止する人──その決定的な違い

AIを使えば、答えはすぐに手に入る。しかしその一方で、AIを使うほど「考えなくなる」人が増えているのも事実です。なぜ同じAIを使っていても、思考が深まる人と、思考停止に向かう人が分かれるのか。その違いは、知識量ではなく「問いの使い方」にあり...
思考と学び

「なぜ日本の政治は変わらないのか」― 利益配分という“構造”から考える

「また同じ話か」と感じる政治ニュースが、増えていませんか。政権が変わっても、国会で交わされる議論の構図は驚くほど変わらない。なぜ日本の政治は、ここまで変わらないのか。その背景には、「利益配分」という一つの構造があります。この仕組みはかつて、...