私たちは、休暇村探訪が好きで、これまでも関西より西方面にはよく行っていたのですが、今回は近江牛を食べたいという事もあり、初めての「休暇村近江八幡」を訪ねることになりました。
近隣の観光として、「ラコリーナ」の散策とランチ、更に夕食までの腹ごなしに「安土城趾」の散策の予定です。
翌日は少し足を延ばして、初めての「彦根城」を散策することにしました。
梅雨明けの猛暑の中、感動と後悔を織り交ぜた旅をご紹介します。
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ラコリーナは、私は初めての訪問でしたが、比較的広大な敷地にセンス良く緑がデザインされています。
世界的建築家、安藤忠雄氏が設計したと聞くと、「なるほど」と思いますね。
オープンは2015年で、その名前はイタリア語で「丘」を意味し、八幡山の稜線につながる小高い丘をイメージして名付けられたそうです。
その景色は独特の雰囲気があり、周回廊下の屋根には緑が茂り、屋根からは水が滴り落ちているので、灼熱の太陽の光の下でも若干涼しく、所々に設けられたベンチに座ると、過ごしやすくさえ感じます。
園内の緑は五穀米でしょうか。
周囲は水に満ちているので湿気は高めですが、体感的にはそれ程不快感はありません。
今回は11時スタートのランチにロックオンしてました。
15分前に名前を書いて待ちますが、平日なので少し余裕をもって、限定20色のオリジナルオムライスの御相伴にあずかりました。
ケーキとコーヒーのセットで2000円少々とやや豪華ですが、五穀米と卵とトマトが、スープと抜群の調和でお値段相応のおいしさでした。
他にも多くのフードコートや、クラブハリエのバームクーヘンの実演製造コーナーもあり、少しお高い生ドラなど、まずまずの見どころで、入園料もいらないので、近くにお住まいならお気軽に散策もできますね。
ラコリーナは、和洋菓子のメインショップをはじめ、カフェ、カステラショップ、フードコート、パンショップなどが点在し、壮大な「たねやワールド」が広がっています。
また、ラコリーナのコンセプトは「自然に学ぶ」だそうで、草に覆われた建物や森への小道、田んぼの小さな生き物などにも発見がありそうです。
新鮮な食体験と、センスの良い景色と、平日にも関わらず混み合った店内で揉まれてラコリーナを後にします。
真夏はやめた方がいいかも、「安土城跡」(汗💦)
ラコリーナからは、同じ近江八幡の観光エリアの「安土城趾」へは車で10分ほどです。
平日という事と酷暑の昼過ぎという事で、駐車場には車が数台で、行き交う人も合計で10人前後でした。安土城の正面玄関である大手門から山頂部に向かいますが、受付で入場料700円を支払います。
希望者は別に600円で御朱印も預けます。
大手門からは幅6mで180mに及ぶ階段が真っすぐに続きますが、段差が高く登りづらい上に、ほぼ日陰もないので真夏の昼過ぎにはあまりお勧めできない感じです。
安土城の石垣は穴太(あのう)衆の手によるものです。穴太衆は、「野面積(のづらづみ)」という技法を得意とし、戦国時代に日本中で活躍したことで有名ですね。
安土城趾は、標高約200mの安土山の山上にあり、五層七重のわが国最初の天主閣を有する城だったそうです。
見どころは、壮大な石垣と天主跡とも言われています。
平成の大調査で、羽柴秀吉邸跡や前田利家邸跡なども整備され、天主の礎石なども発見されています。
因みに、安土城では「天守」ではなく「天主」という言葉が正しいそうです(意味は同じ)。
江戸時代以降は、「天守」で統一されているそうです。
又、安土城は建造された当時、城郭の中心部は琵琶湖の内湖に接しており、大手道のある南面のみが陸地だったそうです。(現在は内湖は干上がって陸地になっています)
帰り道を間違えて、三重塔と二王門に行きそびれてしまったので、次は涼しい季節に訪れてみたいと思います。
オススメの休暇村近江八幡の近江牛懐石!
酷暑の安土城跡を後に、バテバテで少し早めに宿に入る事にします。
窓からは琵琶湖が爽やかに広がります。
夏休みの近江舞子は、平日でもお子様連れのご家族が多く、風呂も食事も結構混んでいて賑やかです。
半数以上はご高齢者ですが、20%ぐらいが小さなお子様連れの感じでしょうか。
落ち着いた時間を過ごしたい方は、この季節は外した方が良いかもしれません。
夕食は落ち着いた部屋で近江牛懐石を堪能しました。
朝食は少し時間をずらして7:40ごろに食堂に向かいましたが、8時頃まで順番待ちになりました。
お待ちの列は8時過ぎまで続いていました。やはり、夏休みの影響でしょうか。
10箇所以上の休暇村でお世話になっていますが、ここまでの順番待ちは初めてでした。
翌日の彦根城の散策
やや天気予報が下り坂な感じですが、雲りがちの中、彦根城を目指すことにしました。
以前、外堀を歩いたことは有りましたが、城内には今回が初訪問になります。
彦根城は、徳川家康の命により着工され、天守は大津城から、天秤櫓は長浜城からそれぞれ移築されたそうです。
天守が「国宝」指定された5城(他は犬山城、松本城、姫路城、松江城)のうちの一つとのことです。
彦根城は、明治時代になり廃城令が出されましたが、明治天皇により保存の大命が下され廃城を逃れています。
流石に土曜日でしたので、海外の方を含む多くの観光客がひしめきます。入場する頃には強い日差しが戻っていました。
天守閣に続く階段は、観光客が長い行列を作っていましたが、梁や柱の古く大きな木材の壮大な建築に目を見張ります。
天守閣の壁の中には防弾のために20cmの厚みで栗石をつめる工夫がされているそうで、「刀や槍・弓矢で戦をした中世」と、「鉄砲での戦に備えた近世」のふたつの時代の城の特色を持っている城というのも頷けます。
彦根城は、天守閣を始め、井伊直孝によって植えられた「いろは松」、埋木舎(うもれぎのや)、佐和口多聞櫓 (さわぐちたもんやぐら)、国の重要文化財の馬屋、鳳翔台、広々とした9つ池をたたえる玄宮園、楽々園等、見どころが付きません。
まとめ
酷暑の真夏の行楽となりましたが、近江八幡近傍の名所めぐりとグルメ、少し足を延ばして彦根城の観光と盛りだくさんでした。
いずれの名所も、訪れてみると暑さに負けない魅力があります。
(真夏の安土城址は少しお勧めできませんが、、、)
もう少し涼しくなってからの方がより良いとは思いますが、是非皆さんも訪問してみては如何でしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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