「毎日が日曜日。誰とも話さず一日が終わってしまう…。」
定年を迎え、時間に追われる日々から解放されたものの、ふと孤独感や空虚感を感じることはありませんか?
しかし、その「孤独な自由時間」は、人生をより豊かにする最高の宝物です。 テレビやYouTubeで時間をつぶすだけの「消費」に終止していませんか?
この記事では、与えられた時間を漫然と過ごすのではなく、自ら創造し、学び、人生に新たな価値を生み出すためのヒントをご紹介します。
孤独時間を「消費」するのではなく「創造」する
限られた時間であることへの気付きが最初の一歩です。「暇」とか「無駄な時間」など、本来存在しないのではないでしょうか。
これまでの生活では時間に縛られてきたために、自由に使える時間の貴重さに気づけてないだけではありませんか。何かを学びたいと思った時、残された時間の少なさに気付くことになるのです(私のように)。
- 「消費・浪費」する時間:テレビやYouTube、映画などの受動的な娯楽に費やす時間
・これらの時間も大切かもしれませんが、そればかりでは「暇」は「退屈」に変わってしまいます
・単にテレビ番組やYouTube動画を見るだけの受動的な生活から得られることは限られています - 「創造」する時間:読書、旅行の計画、料理、ブログ執筆など、自ら生み出す活動に使う時間
・この時間をどう過ごすかが、定年後の充実度を左右します
・貴重なのはそうした学びと気付きの時間ではないでしょうか
なぜ、一歩が踏み出せないのか?
これまでの人生で、私たちは「与えられた役割」をこなすことに慣れすぎてしまったのかもしれません。そのため、いざ自由な時間ができても、「何をすればいいか分からない」という状態に陥りがちです。
しかし、未来は「今」の延長線上にしかありません。まずは、自分自身を見つめ直し、自分が本当に何をしたいのか、何に興味があるのか、小さなことから「問い」を立ててみることから始めてみましょう。
- 「やりたいこと」が分からない:長年の仕事漬けの生活で、自分の趣味や興味が分からなくなってしまっていませんか?
- 「今」楽しめない人は、「将来」も楽しめない:未来の自分をより良くするためには、まずは「今」を楽しく過ごすことが重要です
気付きは簡単ではありません。私は1年以上かけて、ようやく少しづつ僅かばかりの気付きを得た気になっています。
【実践編】豊かな孤独時間を生み出す「5つの習慣」
よく言われることですが、以下のような「心掛け」は本当に大切です。体の健康と、認知機能の健康は私たちの大切な両輪です。
1.「新しい学び」で知的好奇心を満たすこと、学び続けること
「どんなこと」でもいいのですが、何かを究めるぐらいのつもりで取り組むことが貴重です。
学びは人生そのものと言っても過言ではありません。
脳は考える習慣がないと、加齢に伴いどんどん機能を失いますが、考える習慣を継続すれば、逆にどんどん若返ります。
学び続けることは脳を活性化させ、「老い」の予防につながるのです。
学びの鍵は好奇心
学びは誰かに強制されるものではなく、自分の内面の興味・好奇心からしか機能しません。
学びへの興味を失うこと自体が「老い」ではないでしょうか。
自らの内面から生まれる疑問や興味を大切にして、この時代であればAIを活用して、自らの学びの質を高めることが私のお勧めです。「何を学ぶか」ではなく、「何に興味を持つか」が大切です。
「学び」とは調べることや覚えることではない!
特にAIがすさまじい勢いで進化するこの時代、私たちの「学び」とは「AIに質問して答えを知る」ことではなく、「自らの内面に生まれた問いを検証し本質を知ること」です。
「ネット検索という作業」に終始するのではなく、「社会の道理を理解し、自らの価値基準を定め、自らの主張を」育ててみませんか。
2.「新たな挑戦」を通して自分の殻を破り新たな気づきへ
学びにおいては、自分の内面の興味や好奇心が大切と言いましたが、何か新たな取り組みは少し違います。
何故なら「やってみないと分からない」のと、「やってみた中でその魅力に気付き、そこに興味が生まれる」ことは少なくないからです。

そして、未知の刺激は、私たちに思いもよらない気付きを与えてくれます。
少しでも興味があれば、何か新しいことをどんどんやってみましょう。偏向報道や刹那的な情報に満ちたテレビやSNSの視聴に時間を割くより、有意義な時間になるかも知れません。
絵画などのアート、楽器、家庭菜園、読書、旅行、運動、料理、ガーデニングなどの趣味でも、ボランティア活動でも、なんでもいいと思います。
そこでは、目標など変な縛りを設けず、変に「生きがい」を探すなどと構えず、とにかく「楽しむこと」を最優先にします。楽しくなければすぐにやめてもいいと思います。いくらでも自分が楽しめることはあります。
目標を設定して、達成したら自己肯定感が育まれるという人もいますが、目標は好きになれば自ずと定まるものではないでしょうか?大切なのは、多くの経験です。
3.「アウトプット」で思考を深める
日記、ブログ、SNSでの発信など、自分ができる範囲で取り組むことをお勧めします。
「自らの内面に生まれた問いを検証し本質を知る」為には、様々な視点でそれなりに考えて、思考を整理するクセ付けも重要です。
インプットした知識や気付きを自分の言葉で表現することで、思考が整理され、脳が活性化される効果もあります。
4.「身体を動かし」心身の健康を保つ
健康な体があってこそ、学びや挑戦を楽しめます。創造的な時間の過ごし方には心身の健康が必須です。
別記事でのシニアの健康についての関連記事もご紹介していますので、良かったらそちらもご参照ください。
散歩、ウォーキング、筋トレなど、無理のない範囲で取り組みましょう。
趣味を通じた達成感や充実感は心の安定に寄与します。ストレス管理や睡眠の質の確保も重要です。
5.「人とのつながり」を意識して持つ
人との交流が育む計り知れない価値とは?
人との交流における大きな意義として、「聞いて、考えて、返事をする」という活動のもたらす効果が挙げられます。それは人としての活動そのものでもあります。『3.「アウトプット」で思考を深める』こと以上に、社会的な交流が認知機能にもたらす価値は高いのです。
趣味のサークル、地域の活動、ボランティア、SNSなどを通じた「ゆるやかなつながり」でも、家族とのつながりでもいいですが、知的な活動の刺激に効果が大きいのは非日常的な交流がより有効と言われています。
もちろん社会的なつながりを維持すること自体の価値も大きなものです。

「孤独時間」と「社会的孤立」は違う
人は孤独状態での思考には何の問題もありませんが、社会的な孤立には多くのリスクが伴うことが知られています。
不安や抑うつのリスク、免疫機能の低下、心血管疾患、認知症など、様々な健康リスクを高めることなどが研究で示されています。
自分時間を大切にすることと、社会的な孤立は全く異なります。そのことを理解し、社会的なつながりを尊重しましょう。

社会的孤立がもたらす様々な健康リスク
- 遺伝子発現への影響:
孤立が免疫機能を低下させ、炎症性疾患のリスクを高める可能性があることが示されています - 精神的および身体的健康への影響:
孤立は不安や抑うつのリスクを高めるだけでなく、心血管疾患の発症リスクも増加させることが示されています - 死亡リスクの増加:
社会的な孤立は死亡リスクを50%も高めることが示されており、これは喫煙や肥満などの既知のリスク要因と同等の影響を持つとされています - 認知症リスクの増加:
低い社会参加、少ない社会的接触、孤独感の増加は、いずれも認知症の発症に有意に関連していることが確認されています - 認知症予防の重要性:
社会的な交流や教育の向上は、認知症の予防に効果的であることが示されています
まとめ:未来は「今」という時間の積み重ね
「今」という時間をどう使うかによって、未来の自分は大きく変わります。
「無駄に過ごした時間」は取り戻せません。しかし、今日から新しい一歩を踏み出せば、未来は変えられます。
私たちに今一番必要なのは価値観のアップデートかもしれません。
私たちの「暇」という宝物を、今日から最高の豊かな時間に変えてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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