初心者でも安心!シニアグループで楽しむお泊りキャンプの実践報告

旅行・食

自然の中で、気の合う仲間と過ごすキャンプは、日々の疲れを癒し、心身のリフレッシュに繋がります。

今回は、近くに東屋があるコテージを拠点に、みんなで力を合わせて準備を進め、お泊りキャンプで心置きなく、ほどほどにお酒と料理を楽しんできました。

快適なシニアキャンプの施設予約から備品準備などの一連の段取り、手順についてもご紹介します。

持ち物リストや、現地での段取りなど、初めてのキャンプでも安心できるように、具体的な手順を詳しく解説します。

シニア世代の皆さんのアウトドアライフをさらに豊かにするヒントになれば幸いです。

今回のイベント企画の概要

私たちは、年に一度、幹事さんの人望の元に10人を超える人が集まって、泊りでキャンプという名の大宴会を楽しんでいます。

雨の心配を考慮して、基本は東屋がある宿泊施設を探すのですが、これが簡単ではなく一番の課題となっています。

候補地が見つかると、何人かで下見という口実でお試しの飲み会を開催するのも楽しみの一つです。

その次の課題は備品の準備ですが、これも大半は幹事さんが所有している備品のお世話になり、残りを皆で持ちよる感じです。

正直なところ、はやり中心的に面倒を見てくれる人がいないとこうした催しは厳しいですが、数人で相談して準備すれば何とかなりそうです。

ある程度気心がしれている人(ケンカにならない範囲で言いたいことを言える人)が数人集まれば、何とか企画はできるのではないでしょうか。

準備編

宿泊施設の選び方(東屋付きコテージのメリット)

こうしたイベントでは雨のリスクに備えることがとても重要です。

私たちは毎年このイベントを続けていますが、毎回、東屋、炊事棟があるキャンプサイトを予約しています。

毎年、秋口の実施で計画しているのですが、以前行っていた場所(朽木方面)は毎年夕方は雨でした。

人数が10名を超えることがほとんどなので、タープでは少し厳しいので、広めの東屋が確保できるのが前提となります。

この場合の最大の課題は、東屋が早い者勝ちなのでその確保になります。

多くのキャンパーは、テントとタープで食事などをされますので、我々のような大人数で東屋で飲食をする団体にはこれまで遭遇したことは有りません。

泊りがけで東屋で飲食というのは意外と競争率が高くない(場所によるでしょうが)と思います。

しかし、そうした施設を探すのが一苦労で、いかに情報を探すかが肝になります。

持ち物リスト(寝具、食料、調理器具、その他)と予算

そうしたキャンプ企画で必要と思われるリストをご紹介します。
要否は都度判断でいいと思います。

宿泊費や食材、お酒代で少し高めに見積もると一人5000円程度でしょうか。
予算面では少し覚悟が必要かもしれません。

最近は百均で多くの備品が準備出来るので、随分便利になりました。

尚、あくまでも怪しげな記憶に頼った情報ですので、一切責任は負えません。
ノークレームでご参考程度になさってください。

  • 下敷きクッションマット、シュラフ、枕:私たちの場合、寝具なしのコテージ予約が多い為
  • ヘッドライト:お年寄りに必須の夜のトイレ用(夜は手持ちより安全)、なければ懐中電灯で大丈夫
  • ランタン:東屋はほぼ電灯設備はないので、少し多めの準備がベター
  • 背の高いテーブルとイス:やはりこれは必須です(大き目のテーブルは3~4人で一つが目安)、小物置きに更に3つくらい(テーブルは有っただけ便利です)、椅子は人数分
  • ビール、食材用のクーラー:少なくても人数の半分くらいの数は必要ではないでしょうか
  • 10リットルくらいの水容器:水を汲んでおくと、洗い物など何かと便利
  • カセットコンロ:人数によりますが、4個ぐらい(ナベやフライパン、ヤカンの数にもよります)
    ・ガスボンベはコンロの数必要です:重要
  • ナベ、フライパン、ヤカン:人数と料理の量に応じて(フライパンは多めに有ったら何かと便利)
  • バーベキューコンロと炭と着火剤:後片付けが大変なので、お好みで
  • 包丁と、まな板:包丁は3つくらい、まな板は、パック酒の紙容器が使い捨てでお勧め
  • 荷物置き用のブルーシート、雨除けタープ:必要に応じて、あれば便利
  • コップと皿と箸:コップは断熱容器がお勧め(基本は各自持参)、皿などはごみを出さない工夫も重要かも
  • 備品:キッチンペーパーは必須、ウェットティッシュも便利、アルミホイルも料理次第で
       調味料は料理メニューに応じて必ずしっかり準備、大きいごみ袋は必須、ビール・食材冷却用の氷も必須
       取り皿は各自持参して持ち帰りがいいですが、紙皿もいくらかは必要

今回の食事メニュー(ご参考)

今回のメニューを中心に、目安としてご紹介します。

取り敢えずの焼きそば

オススメのメニューは簡単で直ぐ食べれて、ビールの当てにも最適な焼きそばでスタートしました。
・今回この判断は大好評でした
 (キャベツや、ピーマン、ニンジン、豚肉などを切って炒めます)
・冷凍枝豆や総菜、乾物も適当に準備しました

片付けが簡単で美味しい、「少ない油で天ぷらにできるてんぷら粉」の天ぷら

少し目先を変えて、イカやウインナーの炒め物と同時に、天ぷらも人気でした。

・意外としっかりした天ぷら風で美味しく、ほぼ油が残らないので後片付けも楽なのでこれもお勧めです
・ポン酢と大根おろしで食べるのも美味しくオススメです

お腹が落ち着いてからのバーベキュー

ある程度落ち着いてからの肉料理にすると、奪い合いにならず、皆さん譲り合いながらお肉を頂ける余裕があります。

翌朝の朝食

カセットコーヒーと、コッペパンとハム、トマト、レタス、キュウリ、ゆで卵、マヨネーズを準備しました。

人数に応じてナベやヤカンでお湯を沸かす準備も必要です。

現地のゆで卵造りは、殻むきで少し手こずるので微妙なところですが、やはりその方が美味しいかもです。

お酒の量はどうする

飲み物は、酒好きの人の人数で変わりますが、私たちは酒飲みが多いので量は多めです。

缶ビール4本/人ワインと焼酎を各2本/全員でした。
・流石に少し残りましたが、残ったら持ち帰れるので、足りないよりは多めがいいと思います

概算の予算はどれくらい?

・料理の食材費用は、2000-2500円/人を目安としました。ここは頑張れば量を増やして安くできると思います
・酒代と宿泊費込みで一人5000円程度になりましたが、条件次第でもう少し安くできそうですね

食材の買い出しと準備

料理で難しいのは量です。ここはある程度の経験と勘が必要です。
・事前の買い出しリストの吟味がかなり重要ですので、判断力と発言力のある人に任せるのがいいでしょう。
・食材の冷蔵の為にクーラーボックスを持っている方の協力が必要ですね。

買い出しは、ほぼ事前のリスト作成が全てと言っても過言ではないと思います。

現地での設営

テーブルが少し多めにあると何かと便利です。

現地で、その場で考えるのも楽しみです。

今回の場合、東屋には備え付けの丸太の椅子があったのですが、使いにくいので外に出して準備を進めました。(もちろん帰りには現状復帰してます)

準備の不足や忘れものは有るものだと思って、そこからの再構築を楽しむ余裕が必要なのではないでしょうか。全てを楽しむ気持ちが最も重要です。

現地で相談しながら進めれば何とかなりますし、そうしたやり取りを楽しみに行くものなのだと思えば、どんな状況でも楽しめそうです。

このあとで、大きいテーブルがもう一つ追加になり、ベストセッティングになりました。

テーブルに新聞紙をかけておいて、端をビニールテープで止めておくと、見栄えは良くないですが後片付けが楽になります。(下の写真をご参照ください)

私たちの当日の展開

東屋確保から宴会練習

東屋の場所取り班の私たち(2名)は、朝一で現地に一番乗りで到着し、管理人さんが出勤前に窓口で待ち構えていました。

宿泊施設のオープンと共に現地の東屋に向かい、テーブルやいすをセットして現場確保に成功します。

準備が出来たら宴会の練習をしながら他のメンバーの到着を5時間ぐらい待つのです。

バラバラとメンバーが加わり、朝から優雅にビールを飲みながらゆったり過ごします。

今回の場所はすぐ横にプールがあり、管理人さんによると土日は水を張っているそうです。

9月だというのに強い日差しが降り注ぎ、家族ずれが数組来ていましたが、管理人さんによると、最近は閑散としているそうで、貸し切り状態で施設利用が出来るのでお勧めスポットかも知れません。

しかし、水は少し冷たくなっているようでした。

浅くて広めのプールですが、この日も総勢は10名を超えるかどうかでしたが、にぎやかで楽しそうな声が夕方近くまで続いていました。

朝からビールを飲んでいるおじさんたちはうっとうしい存在だったに違いありませんが、休憩用のテントはほかにもあるのでたぶん大丈夫だったと思います。

近くには軽く登れる山もあるのですが、今年は9月になってもこの熱さでとても散策する気にはならず、ひたすら宴会の練習が続きました。

全員集合して乾杯、そして、まずは焼きそばパーティー

買い出し班以外は、三々五々集まりますので、誰かが来るたびに乾杯を繰り返し、全員集合を待ちます。

二時頃には買い物班が到着して、まずはごくろうさまの乾杯です。

そして、さっそくまずは焼きそばを準備して、バーベキューでガッつかないように少し胃袋を満たします。

これが正解で、ビールにもあい、とても好評でした。このまま暫くは、ダラダラと宴が進みます。

日が傾いてきたら、「油レス天ぷら」からの「バーベキュー」

四時過ぎ頃から、気の早い人たちがバーベキューの準備を急ぎます。

東屋の天井にぶらさげたLEDランタンを点灯します。

本格的なガスランタンも点灯し、楽しい空間が出来上がります。が、実は外はまだ外は明るい時間帯でした。

まずは油のほとんどいらない天ぷらからスタートします。

油はほとんど使いませんが、意外と天ぷらのようになります

これが意外と美味しく、油がほぼないので片付けも楽で、ナベやフライパンをキッチンペーパーで軽く拭けば油は残りません。

ソーセージやイカ焼きも美味しくいただきます。

そして、少しお腹が膨れたところでようやくお肉の登場です。

焼きそばから始まり、天ぷらを経てようやくお肉にたどり着くコースは大正解で、お肉を奪い合うことなく、皆ゆっくり、そして譲り合いながらバーベキューを楽しめるのです。

楽しく語らいながら、そしてたらふく飲みながらゆっくり夜が更けていきます。

十分にお腹いっぱいになり、箸がすすまなくなるころにはようやく外もしっかり暗くなり宴会はお開きとなりました。それでも時刻はまだ8時頃だったのではないでしょうか。

東屋の片づけとバンガローへの移動

夜の動物の襲撃に備えて、食材をまとめてバンガローに運びます。

テーブルの上も食べ残しの食材は処分し、きれいに片付けて宿泊場所に移動しました。

実は、翌朝確認した人の話では、残飯の袋や目に付く食材をカラスがかなり食い荒らしていたのだそうです。

屋外での飲食の場合、夜間の片づけは重要なのですね。

コテージ(今回は板張りの床だけの設備で、照明があるだけでした)

寝具などの荷物は明るいうちに移動しておきましたが、暗くなるとこの階段は曲者です。

昨年も酔っ払いのけが人が出てます。これまでにお仲間のうち延べ3人が階段近傍でコケて少なからず負傷してます。
(ヘッドライトが必要な理由!)

バンガローで宴会の続きと、トランプゲームに興じる

一組のご夫妻はテントを持参しており、テント泊、残り11人がバンガロー3棟に別れ、トランプゲームに盛り上がります。

バンガローでは恒例のド貧民大会と、同時進行で一部の人の宴会が開催されました。

ワインと差し入れのウィスキーを楽しみながら、いつまでも大騒ぎの時間が過ぎていきました。

そうこうしているうちに眠気に襲われ、何となくお開きとなり、三々五々にシュラフに潜って静かに夜が更けていきました。

年寄りの朝は早い

5時前になると、あちこちでガサガサ、ゴソゴソ落ち着かない動きが自然発生します。

70前後になると皆朝が早いんです。私は6時までは起きない決意でしたが、6時には全員起きてにぎやかになっていますので、仕方なく起きて寝具を片付けます。

朝食会場の東屋に向かうと、5時過ぎには御大たちが皆集っていたとのことでした。付き合ってられません。

6時過ぎにはゆで卵もできて、野菜も切って朝食準備が完了していました。
キャンプ場でのゆで卵は、新鮮なたまごだときれいに殻をむくのはいつも難しく、多くの白身が殻と共に葬り去られてしまいました。

今回の参加者の平均年齢は65歳前後ですが、朝から皆さんなかなかの食欲で、あっという間に食材が消えていきました。

お片づけをして解散

食事が終わると、テーブルの上の食器類や残飯を片付けが、誰からともなく一斉に始まります。

そして、テーブルをきれいに拭き上げて、コンロや食器、椅子などが手早く片付けられ、床をホウキで掃いて、ものの30分で来た時の状態にきれいに片付いてしまいました。

最後にみんなで記念撮影をして、楽しい思い出が完結して、お別れとなりました。

ごみは持ち帰りですが、持って帰ってすぐにゴミ捨て場に出せる人が率先して持ち帰ってくれます。

来た時よりも美しくをもっとうにお片付けも完了し、快適に解散となりました。

まとめ

今回は天気にも恵まれ、何より言いたいことを言い合って、楽しい交流のひと時を過ごせました。

誰かが企画をしないと、なかなかこういう機会は出来ませんが、集まってみるととても楽しい時間を共有できるものです。

又、来年の皆が元気で集えることを期待しています。

皆さんも、是非、思い切ってこうした集いの企画をしてみませんか。

とても得難い思い出が出来ると思いますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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