還暦を過ぎて、体力の衰えを気にしている方は少なくないのではないでしょうか。
私もその一人ですが、なかなか継続して運動するのは難しいものですね。
ところが、とても身近な存在である妻が、約一年前に息子のススメもあり急にジム通いを始めたのです。
私が驚いたのは、その結果の目覚ましい体力の改善と、ダイエット効果です。
「筋肉は裏切らない」とは本当だったのですね。
その一部始終をご紹介しますので、還暦を過ぎてからの体力造りを検討されている方は一度参考になさってみてはいかがでしょうか。
そして、ほぼ毎日休むことなく既にほぼ1年続いているのには理由がありました。
妻がジム通いを始めた理由と、今でも続けられている理由
息子が、体力造りに意欲のあった妻に、家の近くの「このジムに行ってみたら」、とアドバイスしたことがきっかけだったそうです。
その理由は、設備が良いことと、会費が高めだったことだそうで、少し高めの会費でないと「まあいいか」という気持ちになって「続かない」から、ということだったそうです。
このアドバイスはかなり効いたみたいです。やはり人は「もったいないから頑張ろう」という気持ちも、継続する上で重要なのかもしれませんね。
後で聞くと、会費が高いだけあって空調も設備も雰囲気も良く、鍵付きロッカーも完備されていて、仕事帰りに通うには最適だったみたいです。
継続という点では、このちょっとした環境の違いは意外と大きいらしく、安心してジムに打ち込めるセキュリティなどの条件は重要だったと言っています。
ただし、継続できている最大の理由は、家に帰るとストレスの元である私が待っているので、ジムで十分に燃焼することでウサ晴らしをしたかったらしいです。
人にはそれぞれ異なるモチベーションがあるのですね。
月額は七千円を超える金額だそうですが、今ではジム通いは生活の一部として定着して、仕事のあとにほぼ毎日通う日々が続いています。
妻がジムに通いを始めた時の、ジムの雰囲気と周囲の反応
ぽっちゃりで高齢の初心者のおばちゃんの加入に、「トレーナーの指導はなし」のコースだったのですが、トレーナーの方も事あるごとに少しづつアドバイスをしてくれていたようです。
その後、毎日通う姿を見て、興味本位なのか「頑張ってますね」とかの声掛けが始まり、顔も覚えてもらい、徐々にアドバイスも増えていったといいます。
そして1年たった今では、少し相談すると「パーソナルトレーナーか?」というぐらい丁寧にご指導してもらえるようになっているみたいです。
みるみる変わる体型と、驚きの筋力の強化、見た目の筋肉の発達
半年たった頃から体重は5kg程度は減少し、体型も見違える感じに痩せていきました。ランも毎日5km程度走っているので、速度も時速8~10km/hぐらいまで上がってきたそうです。
1年たった今では、体重は7kg程度の減少したところで安定してますが、ゴマちゃんのような体型から、見た目はしっかりくびれが出来て締まった体型になりました。
太腿のセルライトはなくなり、ふくらはぎにはしっかりした筋肉が育ってます。
ジム通いを続けることで基礎代謝が上がるので、食事制限はなしで着実に1kg/月のペースで痩せていったそうです。
何より、以前には少しの坂道でもすぐ休憩していたのが、今では、かなりの坂道でもそこそこの速足で休むことなく歩けるようになりました。
この夏、お試し登山してみたのですが、高低差600m程度の山登りなら問題なく、しかも早めの速度で歩けるまでになりました。
まだ体幹が弱い面があり、ガタガタの登山道では少し苦労していましたが、それはバランス面での問題であり、筋力の面では全く問題なく息も上がっていませんでした。
結婚以来、運動と言っても軽めのテニスぐらいしか経験がなく、そんな能力が隠れいているとは夢にも思わない状態に大変身で大変驚いています。
そして、明らかに基礎代謝が上がっているようで、以前に比べて少し暑がりになったようです。
この1年で、食事制限でダイエットに取り組んだ方が周囲に複数人いたそうですが、成功した人は一人もいなかったそうです。
やはり、基礎代謝を上げることは非常に効果的なようです。
「筋肉は裏切らない」は本当だった
「筋肉は裏切らない」とよく言われますが、筋トレは「やっただけ結果に表れる」のは例外なく本当らしいです。
それを目の当たりにして、私も少しモチベーションが高まります。
室内でできるランジや簡単な筋トレは続けていますし、猛暑が過ぎたら以前のように5-10km程度のランに取り組み、月に2回程度の山歩きは頑張って参加したいと思っています。
後ほど触れますが、ジム通いでは最初の頃は少し故障があったようですので、そこは注意が必要ですね。
又、運動前の食事と適度なインターバルでの負荷のかけ方(休息のススメ)なども重要と指導されたそうです。
高齢者のジム通い、筋トレでトラブルはないの? 注意すべき点は?
初期のトラブルとその後の改善状況
通い始めて3か月ほどで、足の甲のアーチ部分の痛みを訴えて医師に相談したところ、もともとその部分のアーチ形成(周辺の筋肉)が弱いことが原因だろうとのことでした。
足底腱膜炎の可能性が高く、骨格の柔軟性不足なども原因だったかもしれません。
ほぼ休みなく運動したことで、そのアーチがつぶれかけているので、少し運動を控えて負荷を落とした方がいいと指導されたそうです。
その後は、インナーソールで少しアシストをいれ、負荷を落としながらも相変わらずせっせとジム通いを続けていました。
半年ほどその痛みとつきあいながら根気よく頑張った結果、1年たった今では痛みはいつの間にか無くなったそうです。しっかりアーチを支えるだけの足底腱膜が育ったのかもしれません。
ランニングでは足底腱膜炎は比較的多くの人に起こるようですが、足底腱膜をしっかり鍛えることで、足底のアーチを支える力が強くなり体重分散や衝撃吸収能力の向上により、強い足腰を実現の一助となることが見込めます。
尚、どうしてもこの間のトレーニングは一定の痛みを伴いますが、適度な負荷ということも重要ですので、医師やトレーナーなどにご相談の上での対応が望ましいと思います。
高齢者の筋トレの注意事項
高齢者は特に故障すると大変ですので、個人の体力や目標に合わせて、安全で効果的なトレーニングメニューをトレーナーに相談した方がいいようです。
現在の体調をよく理解し、適度な負荷を意識することが重要です。
そして無理のない範囲で、正しいフォームで、適度な休憩を取りながら筋肉を発育させることが重要です。
その際には、運動前に適量の炭水化物摂取する事と、運動後にをタンパク質、ビタミン、ミネラルの適切な摂取の配慮も重要だそうです。
まとめ
ジム通いは、「続けることができるなら」良い習慣だとは思いますが、お金もかかるし、何より続ける自信がない方も少なくないと思います。
そして、お金をかけてやっても、本当にそれなりの効果があるのかも不安ですよね。
しかし、ジム通いは、もし適切な指導の下で続けられたなら、還暦ぐらいの年齢なら大きな支障なく、間違いなく健康に向かう効果が得られると妻を見て確信しました。
ご検討されている方に必要なのは、月額の会費を払うことと、続ける強い決意を固めることだけなのではないでしょうか。
結果は、間違いなくついて来ると思います(続けられることだけが条件です)。
かく言う私は、続ける自信がないのでランや筋トレを頑張るつもりですが、効果に不安が有って迷っている方は、挑戦してみる決心をする価値は間違いなくあると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント