今年(2024年)は桜の開花がずいぶん遅れましたね。
暖冬の影響で休眠打破(桜のつぼみの目覚め)が不十分だったのと、偏西風の蛇行などで3月の低温が原因だそうです。
休眠打破という言葉は聞いたことがあったのですが、今年の桜の開花の遅れを調べて、初めてその意味を理解したのでした。
桜の季節を終える中、割安で行けるという情報につられて、4月12日に休暇村那南紀浦に温泉旅行に行くことになりました。
今回は那智勝浦の休暇村を訪ねてみました
これまでに訪問した休暇村は10か所を超えます。最近のお気に入りは「瀬戸内東予」や「南淡路」ですが、今回は昨年に続き「南紀勝浦」を訪ねることになりました。
今回の、休暇村「南紀勝浦」の訪問理由とお勧めポイントは、以下の通りです。
- 名物の生マグロが美味しい
- 多くの休暇村でそうですが、従業員の方々の接客がとても良かった
- 施設、設備も綺麗(決して新しくはないが)で、海を見下ろす景色もよく、潮騒が聞こえ居心地が良い
- 那智の滝に至る大門坂からの熊野古道は、樹齢800年の古木の景観、雰囲気が抜群
- 宿に至る道中も十津川周辺の景色の変化が楽しめる
- この季節はオフシーズン料金(2000円割引)で、お得なのに、桜と新緑の景色が最高
大阪から那智勝浦への道 ~ 見どころが多い168号線 ~
天気予報は曇りでしたが、いつものように好転して2日とも絶好の爽やかな晴れ間が続きます。
ナビの指示に従い、何も考えずに始めての168号線を通り和歌山に向かったのですが、169号線は土砂崩れで通行止めだったことを後で知りました。
奈良の街並みを抜けて、五條辺りは山並みに集落の風景が美しく、住んでみたいと思える景色が続きます。
国道168号線は、所々でカーブも急で、決して走りやすい道ではありませんが、対向に不安を感じる区間は道中で1箇所くらいで、それも僅かな距離なのでほとんど問題ありません。
十津川沿いの景色もさることながら、子供が小さい頃に遊びに来た懐かしいエリアの「谷瀬の吊り橋」や、今回は立ち寄れてませんが2020年にオープンの「空中の村」等、面白そうな観光エリアがあります。
往路の写真忘れたので復路写真 「空中の村」へ分岐↑ ↑ 「谷瀬の吊橋」
和歌山に差し掛かると、両側が鋭く切れたった断崖のように山が迫って来て、大雨の後は少し怯むような道が続きます。
奈良県側の十津川沿いもそうですが、和歌山県側の熊野川沿いの道も、トンネルが多く近年整備が進んでいる様子がうかがえます。168号線は、高規格道路として「紀伊半島アンカールート」の一部だそうです。
大きな税金が投じられてそうな工事が至る所で見受けられました。奈良県と和歌山を結ぶ主要幹線としての整備が進んでいるようです。この時は土砂崩れで169号線が通行止めだったので、168号線に感謝して通行させてもらいました。
更に進むと、かの有名な「果無集落」の看板が現れ、熊野古道の東北の端に向かう登り口が現れます。
往路の写真忘れたので復路の写真 ↑
「果無集落」の看板を過ぎると道沿いに滝が数か所現れます。更に暫く進むと、熊野本宮大社の看板や賑やかなノボリも現れ、この辺りからは走りやすい道になりました。40分ほどで那智勝浦大社の近くの駐車場に至ります。
往路の写真忘れたので復路の写真 ↑ こちらは大門坂に向かう那智勝浦の駐車場 ↑
今回のお楽しみ:ネットで見つけたお勧めの食事処
今回は事前調査で美味しいと評判の店を見つけたので楽しみだったのですが、本当にお値段以上で大感激でした。
数量限定の日替わり定食は生マグロ、カツオなどのお造りの他、写真のセットで1500円。この日は平日でしたが、15分ほどのお待ち。次回行くときは予約した方がよさそうです。
お店の名前は、秘密にしておきたかったのですが、写真に重大なヒントが、、、。定食以外を注文してる常連さんも多く、次はほかのメニューを食べてみたいと強く思いましたが、自宅から片道4時間を超えるのが残念でなりません。
3回目の訪問の「那智の滝」周辺の見どころ ~熊野古道を往く~
熊野古道「中辺路」の、那智の滝への入り口の大門坂に向かう駐車場からは、山桜と新緑が青空に映えて最高の景色を演出しています。
熊野那智大社に向かう約1.3kmの道は、昔のままの石段が残る名勝で、道中の両脇には樹齢800年にも及ぶ楠の木の古木に接することが出来ます。
参道の石段をひたすら進んで、熊野那智大社に到着すると、そこにも立派な樹齢800年の楠の木が有り、胎内巡りのように幹の中を通り抜けることが出来ます(お札代が必要)。
この日は天候に恵まれたので、「那智の滝」も格別の景色を見せてくれました。
休暇村のお勧めポイント
今回は特に、那智の滝をめぐりたかったので、このところのインバウンドによる海外観光客を避けて、平日プランにしていたので落ち着いて観光できました。それでも海外のお客さんは多かったです。
やはり、平日の温泉宿は例外なく高齢者シェアが高く、下手をすると「サ高住的」な様相となってしまいますが、日本の現状として現実を受け入れなければならないのでしょう。(お詫び:自分が高齢者としての自覚がありません)
宿のシステムとしてQRコードをスマホで読み込むと、お風呂の混雑状況も部屋で確認することができるようになっていましたが、もう少し精度が良くなることを期待したいです。
ここの温泉は、三種類の露天風呂(岩風呂、微細気泡の「絹肌の湯」、陶器風呂)があり、作りも良く、丸い樽のような陶器風呂のぬる湯の源泉風呂がお気に入りです。(HP写真より ↓↓)
今回の料理も満足の内容でした。生マグロを始めとする海の幸が美味しかったです。コース料理に加えて、ビュッフェの料理もお好みで取っていいとのことでしたが、デザートだけ追加で美味しく頂きました。
ジョッキビールに熱燗4合と酒も進みました。温泉のお替りもできずバタンキューでした。
休暇村はどこも西川のエアーを採用しており、いつも快適と思っていました。タイプはハードSとのこと。休暇村での販売はありますが、休暇村の様な三つ折りではないそうです。お金を貯めていつか買いたいものです。
ちなみに枕も快適だったのですが、宿での販売紹介はなかったので、今度似たものを購入しようかと考えています。
年を取ると眠りが浅くなるので、睡眠の質も考えようかという次第です。
翌朝も天気に恵まれ、爽やかな思い出のまま帰路につきました。
旅のまとめ
桜の季節が終わった束の間の割引期間を狙って南紀勝浦を訪ねましたが、さわやかな晴天の中で、山には桜が咲き、南国ならではの早目の新緑にも出会えました。
また、初めて168号線を通って和歌山に入ってみて、新鮮な発見にも恵まれてとても充実した旅になりました。
税金を潤沢に投入したこのルートは、意外とお勧めです。
まだまだ訪れたことのない休暇村が多いので、新たな発見を求めて開拓していきたいと思います。
とりとめのない旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。
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