定年退職後、時間を持て余して何をすれば良いか悩んでいませんか?
セカンドライフで、何か新しいことを始めてみませんか?
この記事では、セカンドライフを充実させるヒントをご紹介したいと思います。
90歳を過ぎても、心身ともに健康で充実した日々を送りたいですね。
そのために、今から新しい趣味に挑戦してみませんか?
脳トレや運動は、健康維持に効果的ですが、単調だと長続きしないこともあります。
しかし、趣味を通して行うことで、楽しみながら脳と体を鍛えることができます。
新しい趣味との出会いは、新しい自分を発見するだけでなく、毎日をより楽しく、充実したものにしてくれます。
例えば、ガーデニングで土いじりをすれば体を動かし、植物の知識を学ぶことで脳も活性化されます。絵を描くことは創造性を刺激し、指先を使うことで脳の血流を良くする効果も期待できます。
セカンドライフを豊かにするため、趣味への取り組みはとても魅力的です。
趣味がセカンドライフにもたらす効果
会社勤めなどで労働環境にいる時、私たちは意識しなくても通勤も含めて体を動かしたり頭を使ってきていたはずです。
しかし、突然自由な時間が与えられると、自分の強い意志がない限り、運動も学びも思うようにできてないことに気付きます。
年齢を重ねるにつれて、体力維持のための意識的な取り組みが大切になります。
そうした中で、趣味は大きなきっかけを与えてくれます。
現在の自らの状況を振り返り、新たな一歩を踏み出してみませんか。
心身の健康に向けた課題
65歳を過ぎると、運動不足、生活習慣病、認知機能の低下など様々な問題が顕在化してくるようです。
日本における高齢者の実情を見てみましょう。
65歳以上の運動習慣の実態
高齢者の健康維持において、運動習慣は非常に重要です。
厚生労働省の調査(令和元年)によると、65歳以上で1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している人(※)の割合は、男性で41.9%、女性で33.9%です。出典: 令和元年国民健康・栄養調査結果の概要
※運動習慣のある人の定義:1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している人。
運動不足は様々な生活習慣病のリスクを高めますが、ウォーキングやハイキングなどの趣味を始めることで、無理なく運動習慣を身につけることができます。
65歳以上の生活習慣病の実態
高齢者の生活習慣病は深刻な課題です。皆さんは下記の内容に心当たりはありませんか。
厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、65歳以上の低栄養傾向(BMI≦20)は男性12.2%、女性22.4%です(令和5年)。[出典: 令和5年国民健康・栄養調査]
また、メタボリックシンドローム該当者・予備群は年齢と共に増加傾向にあります。[出典: 同調査]
高齢になるにつれて、高血圧や心疾患などのリスクが高まることも知られています。
65歳以上の認知機能
日本人の65歳以上の認知機能に関するデータ、推計値をご紹介します。
厚生労働省の推計(2022年)では、65歳以上の認知症有病率は12.3%、軽度認知障害(MCI)は15.5%です。[出典: 厚生労働省「認知症及び軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計」]
この有病率が一定と仮定した場合、2040年には認知症高齢者数は約584万人、MCI高齢者数は約613万人と推計されています。
ニッセイ基礎研究所の推計では、2040年には65歳以上の46.3%が認知症となる可能性が予測されていますが、これは理論値です。[出典: ニッセイ基礎研究所「令和5年全国将来推計人口値を用いた全国認知症推計(全国版)」]
新しい自分を発見
趣味を始めることは、90歳になっても知的活動を継続し、価値ある人生を送るための有効な手段の一つです。
新しい趣味を始めることは、これまで知らなかった自分に出会うチャンスです。
新しいスキルを習得したり、同じ趣味を持つ仲間と交流したりすることで、人生に新たな喜びと刺激が生まれます。
運動不足の解消、生活習慣病の予防、認知機能の維持・向上に役立つ趣味を見つけ、生活の質を高めましょう。
毎日の充実
趣味に没頭する時間は、日々の生活に彩りを与え、充実感をもたらします。
目標を持って取り組むことで、生活にメリハリが生まれ、生きがいを感じられるようになるのではないでしょうか。
おすすめの趣味の具体例
ご自身の興味やライフスタイルに合わせて選択することが重要です。
体を動かす趣味は、現在の体力とも相談しながら決めた方がいいです。シニアはケガをしないことが一番大事です。
- 体を動かす趣味:ウォーキング、ハイキング、ランニング、ヨガ、水泳、ダンス、ゲートボール、筋トレ、サイクリング、ゴルフ、登山・トレッキング、テニス、スキー、卓球、旅行、釣り、キャンプ、ドライブ、寺院・史跡巡り、家庭菜園、ペット飼育、食べ歩き、温泉巡り、カラオケ、スポーツ観戦、音楽鑑賞など
- 頭を使う趣味:読書、囲碁、将棋、パズル、競馬、麻雀、英会話、インスタグラム、動画編集、SNSなど
- 創造的な趣味:絵画、俳句・川柳など、写真、楽器演奏、習字、陶芸、手芸、料理、DIY、ブログ、YouTube動画など
- 社会と繋がる趣味:ボランティア活動、地域のサークル活動、オンラインコミュニティへの参加など
特別な道具がなくてもすぐに始められる手軽な趣味から始めるのもお勧めです。
ウォーキングやハイキングで景色を楽しみながら歩くことで、心身のリフレッシュにも繋がり、仲間と一緒に行えば交流の機会にもなりますね。
趣味を見つけるためのヒント
自分に合った趣味を見つけるのは、意外と簡単ではないですね。
地域のカルチャースクールや公民館の講座、オンラインの趣味教室、体験イベントなどもありますが、そういうのは苦手な人もいるかもしれません。
最近はインターネットで何でも調べられるので、それもお勧めですが、知り合いの人の趣味に乗っかるのもいいかも知れません。
趣味を見つける第一歩は、まず情報収集から。そして、まずはやってみることです。体験してみないと楽しさは分からないですよ。
趣味を続けるためのコツ
趣味を長く続けるためには、無理のない目標を設定することが大切です。
向き合う時間も、最初は週に1回で30分程度から始め、徐々に時間を延ばしていくのも良いでしょう。
趣味において「~しなければならない」ことは何もありません。
全ては自分の楽しさを最優先にしましょう。気乗りしなければ、お休みすればいいのです。
また、同じ趣味を持つ仲間を見つけることで、モチベーションを維持しやすくなります。
活動の記録をつけたり、定期的に振り返ったりすることで、達成感を感じ、さらに続ける意欲が湧いてくるでしょう。
私の取り組み事例からのご紹介
私はこのブログを始めたことで、溢れる情報に対する向き合い方や、文章を書く楽しさへの新たな発見があり、何かを発信するために自分にかけていた多くのことへの気付きもありました。
また、これまでの趣味である船釣りや山登りなどを振り返り、健康維持に向けたランニングなどを習慣化することで、20年、30年先につながる取り組みへの意識が強くなりました。
この一年の様々な取り組みにおいては、実は失敗の連続でしたが、失敗しないと学ぶこともできません。
失敗から学ぶことはたくさんあると考えて、新たなチャレンジを楽しんでみませんか。
まとめ
セカンドライフは、人生の新たなスタート地点です。
新しい趣味との出会いは、これからの人生をより豊かで充実したものにしてくれます。
この記事が、みなさんが新しい一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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