「船釣り」始めたい人が「事前に知っておくべき5つのこと」 ~無駄な投資にならない為に~

船釣り

私は「船釣り」が大好きです。
やってみると計り知れない楽しさがあり、船釣りはシニアの趣味としてとてもお勧めです。

しかし、船釣りを始めてみようと思うのであれば、あとで後悔しない為に、事前に知っておいた方が良いことが少なくありません。

必要な道具置き場所初期費用釣行ごとの費用船酔い釣った魚の処理などについて、ざっくりですがご紹介させていただきます。

まずはやってみることが重要だと思いますが、船釣りは初期投資もかかりますので、事前の情報確認は必要だと思いますので、ご参考にしてみてください。

尚、船釣りの種類や、楽しさについては、「シニアの趣味に「船釣り」の勧め【非日常のくつろぎ、出会い、大漁】 ~「新鮮な魚」は釣り人の特権~」でもご紹介させていただいています。(興味があれば是非そちらも覗いてみてください)

「船釣り」を趣味にしようとする際に、事前に知っておくべき事5選

船釣りはとても向いている人と、少し向いてない人に分かれます。船釣りを始めてみようと思う方は、まずは以下を確認してみてください。

どれかに該当したら無理という事ではありませんが、予め頭に入れておいた方が良いと思います。

  • 船酔いが酷い人は、少し厳しいです(酔い止め薬もあるので何とかなるかも)
  • 釣行ごとに少なくても1万円前後の費用が発生し、継続して続けるには金銭的余裕が必要です
  • 船釣りを始めるにはある程度の道具が必要になり、相応の予算が必要です
  • 道具の保管場所もある程度必要です
  • 釣った魚を自分で調理出来ますか? アラの保管・処分も必要です

そのほか、下記についても情報として知っておいた方がいいですね。

・道具を運んだり、船上で誘い動作をしたり、ある程度の体力は必要です
・船長や他のお客さんとのコミュニケーションも必要です。マナーを守って楽しみましょう
・釣行後は、クーラーや釣り具、雨具のお手入れをいとわずにできる必要があります

船酔いについて

船酔いについては、道具を船宿に借りてお試し釣行で確認してみるのがいいと思います。

少しだけ波があるくらいの日に行けると一番いいのですが、調整は難しいかもしれません。お試し釣行の時の状況で、頑張れそうかどうかを判断してみてはいかがでしょうか。

道具を一式そろえてから、船酔いが酷くて「釣りは無理」となる前に、予め確認しておくことを強くお勧めします。

船宿によりますが釣り竿や電動リールセットで1000円程度で貸してくれるところもあります。必要最小限の仕掛けなら無駄になっても大したことは有りません。釣れた時の為のクーラーも発泡スチロールなら安価に準備できます。

ほぼ波がないのに船酔いしてしまう人は厳しいかもしれませんね。
酔い止めの薬が有るのである程度は軽減は出来るかもしれません。
私は全く船酔いしない為、あまり参考になる情報のご提供が出来ません。

釣りに行くときに乗る船代やその他費用はいくら?

お小遣いに余裕のない人には厳しい内容になってしまいますが、意外とお金はかかります。

以下にできるだけ詳しくご紹介します。

  • 釣りごとに、釣りものやエリアによりますが一回の釣行で¥8,000~¥16,000程度の船代がかかります
    ・瀬戸内のタコ釣りは2024年時点で¥8000前後(以前は¥5000の時もありましたが)
    ・日本海のイカや五目釣りやアマダイは、¥12000~16000ぐらい
    ・最近お世話になっている「完全フカセ」の釣りでは、船を一隻を2~3人で5万円程度で借ります
    (円安やその他要因による諸物価高騰の波がここにも、、)
    ※乗船代は、釣りものやエリア、船により変わりますのでご自身でのご確認をお願いします
     又、氷やエサ(や仕掛け)が付いているかも、船により変わります
  • 交通費・高速代が別途必要です
    ・高速を使うと一人ではそこそこの出費になります
  • 自分のエサ代(食費)も必要です
    ・¥1000~2000前後は使いますね(ビール好きな人は更に)
  • そして、これも釣りものによりますが、仕掛け代がほぼ毎回発生します(エギなどは再利用可能です)
    ・スッテは¥500前後、エギは¥800前後ですが、イカ仕掛けは5連以上にする事が多いので、サゴシやフグに仕掛けを元から切られると、一撃で¥5000くらいが消えます
    ・タコエギは一つ¥800前後(通常2個使います)、五目仕掛けは¥400前後
    ・オモリも意外と高く、ロストが多いと¥1000ぐらい消えてしまう事も
    ・完全フカセは、それ以外にオキアミブロックを3枚くらいで¥5000前後使います

この時点で道楽確定!!!です。

しかし、意外と元が取れるくらいの釣果も出せますし、何より釣り人にしか味わえない鮮度の魚が手に入るのです。

船釣りにはどんな道具が必要? その予算は?

釣りには竿とリールが必須で、特に重要なものになります。この2つはこだわるとキリが無く、それだけでかなり高価な買い物になってしまいます。

私は竿と電動リールで6万円程度です。決して安くはないのですが、この1セットでほぼ全ての釣りをこなしており、多分船釣りをしている人の中では極限まで安く抑えている部類です。

しかしどの釣りでも、いつも安定してほぼ上位の釣果をキープしています。「いろんな道具を持たなくても釣りで結果は出せる」という事です。

そのほかに必要な道具としては、ざっと以下の通りです。価格はピンキリなので安くまとめれば5万前後でなんとかなるのではないでしょうか。レインウェアとクーラーボックスは少しいいものがお勧めです。

ライフジャケット(安全第一で桜マークの認定品が必須:写真と異なる腰に巻くタイプがお勧め)
クーラーボックス(釣りを続けるなら必須:少し高くても保温性のいいものがお勧めです)
レインウェア(必須:いいものを準備したいですが、夏場ならワークマンでも)
④道具入れ(バッカンとか、タックルボックス:最初は安いものでいいと思います)
⑤竿受け(船宿によっては貸してくれますし、最初は無くても何とかなります)
⑥魚をつかむグリップや、針外し用の専用のペンチ
⑦魚のとげ対策で釣り用の手袋もあったら便利ですね
⑧対象魚に合わせた仕掛け(おもり)、天びんやエサカゴ等
⑨魚を美味しく食べる目的の人は、脳天〆用ピック血抜き用ナイフ、(神経抜きワイヤー)

やはり釣りは趣味というより道楽ですね。間違いない!

なにしろ、私のように最低限の道具で頑張っている人はほぼ例外で、多くの釣り人が釣り道具にジャブジャブお金をつぎ込んでいます。いい道具を見ると欲しくなるのは人の性ですから仕方ありません。

そして、釣りはファッション的な側面もありますからね。私はファッションとは無縁なので、、、。

道具の保管場所ってそんなに必要?

道具は、必要最小限で準備すれば、上記に加えてあとは少しだと思いますが、マンションなどでは収納場所に制限があります。

私の場合6畳程度の部屋に、上記の写真のクーラーボックスや、道具類の収納で何とか収まっていますが、実はこのほかに細々と仕掛けが溜ってきますので、写真の倍ぐらいの収納場所が必要かと思います。

私は、釣り道具の他に山登りのリュック等もあるので結構大変で、肩身の狭い思いをしています。

事前にタックルの収納場所についても十分にご家族と検討しておかないと、後々奥様との激しいバトルに発展するリスクが少なくないと思います。(ご注意あれ!)

釣った魚の処理は大変なの?

自分で釣った魚を捌く覚悟はありますか

釣った魚を自分で処理できない場合、ご家族(主に奥様)の理解・協力も必要です。

自分でやろうと思う場合でも、ある程度3枚卸等ができるようになるまでは、奥様のご理解や協力も必要かもしれません。そして思わぬ大漁は嬉しい反面、「どうするのこれ?」という状況にもなりがちです。

そんな時、奥様のご理解とご協力が無いと、とても厳しい状況に陥りかねません。

釣りの醍醐味の1つとして、私は魚を「刺し身」や「炙り」、「熟成」で美味しく頂くことが大きな目的の1つで、今では何とか自分で全てやりますし、「やらないと釣り禁止」と言われています。

ですので、私はマイ砥石でマイ出刃包丁がよく切れるように自分で砥いで、自分で捌いて、熟成させるところ迄やります。

釣った魚を美味しく食べるには、「釣った魚の鮮度維持の方法」や「魚の味しい捌き方き方」や「鮮魚の熟成方法」の記事で詳しくご説明していますので、興味がある方は是非そちらもご覧になってください。

そこまでの拘りなく、奥様のご理解で調理してもらえるなら、釣りを楽しむことに特化していいと思います。

魚の処理中には臭いも出ますし、副産物のアラの保管も大変です(特にマンション)

マンションや、台所の通期が悪い場合では、魚を捌いた後のアラ(内臓など)の臭いが部屋中に立ち込め、家族のヒンシュクを買うリスクがあります。

又、生ごみを出せる日が決まっている地域では、それ迄アラの保管が必要です。悪臭対策も含めて冷凍・冷蔵保存が必要なケースも多く、冷蔵(冷凍)庫の余力も必要です。

それを凌駕するほどに、美味しい熟成魚の魅力は高いのですが、、、。

まとめ

「船釣り」は本当に面白い遊びですが、相応の対価も求められます。そして、その種類の多さにも驚かされます。

この記事では、「船釣り」を趣味として楽しむ前に知っておくべき事について、船酔いや、必要な道具、発生する費用や、釣った後の処置などについての情報をご紹介しました。

釣りという趣味の全容を理解し、その上で「その程度なら問題なく楽しめそう」と思っていただけたら、あなたも立派な「船釣り」仲間の一人です。

具体的な釣行の記録は、改めて別の記事でもご紹介していきますので、良かったらそちらもご覧いただけると嬉しいです。

特に時間と経済的な余裕のあるシニアの方であれば、「船釣り」は新たな趣味としてチャレンジしてみる価値があるのではないかと思います。この記事をご参考に興味が湧いてきたら、是非ご検討してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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