我が家で2022年に窓の断熱リフォーム工事を行い、その結果の満足度の高さから、是非その効果を知って頂きたいと思い記事をまとめてみました。
結論としては、生活環境の質が劇的に改善されました。
・室内の気温の体感は経験のないレベルで改善されました。
・そして、驚くのはその静かさです。真夏のセミの大合唱が、本当に全く聞こえません。
確かにある程度まとまったお金が必要ですので、「余裕がないと出来ない」というのはその通りだと思います。
しかし、もし多少の余裕があるのであれば、電気代も高いご時世に省エネが期待出来ますし、何より感動するくらい生活が変わりますので、是非お勧めです。
やってみて、想像した以上にその恩恵が大きいと感じましたので、その情報をご紹介させていただきます。
断熱リフォームのメリット
我が家の断熱リフォームの実施内容
- 【工事内容】内窓の追加設置(二重断熱工事)
・西面のリビングの窓は熱線防止仕様
(窓枠取り付け時に工事作業音あり) - 【設置場所】LDKと洋室
・LDK:西面2か所、南面1か所
・洋室:南面2か所 - 【工事費用】約10万円✖5か所=約50万円
・西面の熱線防止でやや単価アップ
(工事費込み) - 【工期】5時間程度
断熱リフォームの効果のまとめ
- 夏の熱さが大幅軽減:
・外気温が35℃を超える日でも、帰宅時にマンションの玄関ドアを開けた時に涼しさを感じるレベル
もちろん、窓を開けて風を入れる外気温や日差しではないので、エアコンは必須です
・既存の外窓だけでは、外気の熱気を感じる状況でも、内窓を閉めると劇的に体感が変わります
・熱線遮断効果のある窓にしてもらいましたので、西日の灼熱も大幅に軽減 - 冬の寒さも大幅に改善:
・室温が20度を下回ることが少なくなり、少し厚着をすれば暖房無し、又は数時間の暖房で過ごせます - 驚くほど遮音性が改善:
・真夏のセミの大合唱が、全く聞こえません
・外の声や雨の音もほぼ聞こえません(急な雨に気付かず焦る事も💦) - 冬場の窓の結露も大幅に軽減されるそうです。
(我が家は24換気の効果で元々結露は有りませんでしたので、この効果は不明です)
実は、定年後を自宅内で過ごす時間が多くなりましたので、居住環境の改善は身に染みて有難いと感じており、毎日をメチャクチャ快適に過ごさせてもらっています。
2024年の補助金情報
実は2022年当時は、こうしたリフォームにはかなり手厚い補助が受けられ、材料費や工賃もまだ今より上がってなかったので、今よりはかなりお得だったようです。
現在は、「こどもみらい住宅支援事業」は予算上限で 受付終了していますが、令和6年5月時点でも利用可能な新たな補助金の枠組みがあります。
2024年における二重窓の断熱リフォームに適用される補助金については、「先進的窓リノベ2024事業」があり、リフォームにかかる費用に対する補助が受けられます。
以前ほどのお得感はないかもしれませんが、あくまでも経済的な余力があれば、やるだけの効果・恩恵を受けられるリフォーム感じています。
但し、前提として、元の家の断熱・気密レベルが重要ですので、下記の注意点も併せてご確認ください。
補助金申請の注意点と手順等
補助を受けるためには、様々な条件がありますので、「先進的窓リノベ2024事業」のHPをご参照ください。
参照リンク:先進的窓リノベ2024事業
先進的窓リノベ2024事業は、環境省が国土交通省及び経済産業省と連携して実施しているようです。
予算上限で受付終了となりますので、ご検討される場合は早目の申し込みが良いと思います。
補助を受けられるかどうかや、金額、補助受給条件などは住宅の種類や工事内容で様々ですので、HPでの確認、問い合わせ、及び工事業者様の選定と事前の確認などを強くお勧めします。
尚、補助の申請は工事業者さんが行いますので、信頼できる業者選定が非常に重要になります。
実は、業者の手続き不備によるトラブルは少なくないようで、業者選びの重要度が高いのです。
注意点:断熱リフォームは、部屋全体で効果の確認が必要です
- リフォーム工事による、断熱・省エネ効果が、部屋として意味のあるものかどうかは、信頼できる工事業者を選定して、事前に十分にご相談することをお勧めします。
・部分的に断熱窓だけを見れば断熱・省エネ効果がありそうでも、部屋としてみた時に隙間だらけだったり、断熱・気密性が低い場合、部屋全体としてみれば意味がない工事になりかねません。
・その場合、公的補助の要件を満たさず、補助の対象にすらならないリスクも考えられます。 - 公的補助の申請が的確にしてもらえる業者の選定も非常に重要です。
・結局工事が終わって支払い請求された時点で、「実は補助は対象外でした」という事例は多いと聞きます。
・事前に補助が下りる前提で工事してもらう契約が重要と思います。 - 総合的に、公的補助が受けられるのか、断熱内窓を設けて意味のある効果が期待できるのか、については重複しますが、信用できる業者選びと事前の確認相談が大切です。
鉄筋コンクリートのマンションの場合、断熱窓の設置は省エネ、断熱、遮音の面で有効性はかなり高いと思います。
一方で、断熱も不十分で隙間風が吹くような戸建ての場合、断熱内窓を設ける以前に、断熱、機密性の改善工事が必要なケースが少なくないと思われます。
我が家は大手の住宅会社にお世話になりましたが、それでも工事対象の窓が補助対象かどうかについては、結局工事後の申請が無事に承認されてからしか、補助が受けられるかどうかの明確な回答はもらえませんでした。
まとめ
「二重断熱窓のリフォームがお勧めらしい」という情報に接して「本当に?」という気持ちが非常に強く、かなり疑っていました。
妻の友人の勧めという事で、少し検討した結果やってみることにしたのですが、費用は掛かりましたが「やって本当に良かった」と感じています。
まずは、驚くほど静かになりました。
そして、折に触れて暑さ・寒さが大幅に緩和されたことを感じ、二年近くたった今でも都度の喜びを感じています。
2024年も公的支援がありますので、断熱リフォームを検討してみるのも悪くないと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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