近畿から行く「休暇村富士」の魅力全紹介 ~高速の楽しみ、浅間大社、白糸の滝、富士五湖の絶景~

旅行・食

富士山の壮大な眺めを期待して、梅雨のさなかでしたが初めての休暇村富士を訪ねてみることにしました。

今回は大阪からのドライブルート富士山周辺の観光のお勧めポイントをご紹介します。

「富士山は見る山」派の私が、感動的な周辺の景色のすばらしさと、観光との山としての富士山の魅力もお伝えできればと思います。

休暇村富士での驚きの発見。更に帰り道の覆面パトさんとのコミュニケーションも併せてご報告します。

近畿からだと、遠そうで意外と近い休暇村「富士」の観光スポットの魅力をお楽しみください。
富士山は登山しなくても楽しめる山です。
皆さんも一度、富士のすそ野を訪問されてみてはいかがでしょうか。

休暇村富士までのアプローチについて  ~近畿からは伊勢湾岸道から新東名~

近畿からだと、普通にナビで「新名神」から「伊勢湾岸道」を経由して「新東名」に向かうルートが選択されます。まあ。最短ルートですから多くの人がこのルートですね。

実は、今回このルートが初めてで、その景色と走り易さに感動しました。

雲は多めながら時に青空も覗き、梅雨間の好天といった感じで景色も綺麗な中、今回は初めての「伊勢湾岸道」から新東名に向かいます。

以前にも新東名から富士山を眺めるドライブは経験がありますが、その時は東名を経由して新東名に入ったので伊勢湾岸道は初めてのルートとなります。

「伊勢湾岸道」から見える四日市の工業地帯の風景は、自然とは異なる美しさが感じられます。それは、人間の技術力と努力が生み出した景色という感が強く、その力強さと規模感をひしひしと感じながらこの道を進んで行きます。

豊田東JCTから新東名に入ると、そこからはまた異なる景色が広がります。東名より山側のこのルートは自然に満ちているのです。

浜松PAでウナギを頂き、新東名を進むと眼前に富士山が

新名神もそうですが、新東名のPAは規模が大きく、食事処も充実しています。中国道を通る機会が多い私達には、都会に向かうこのルートは特別感が高いです。

浜松PAで、「ひょっとするとウナギが美味しいかもしれない」という事でかなり早目のお昼にしました。

少々高価(¥2480)でしたが、折角だからと「ひつまぶし」を注文しました。結論としては、ここのウナギはかなりお勧めです。量が多いので小食の方は二人で分けてもいいくらいですが、脂がのってとても柔らかく美味でした。

新東名の制限速度は多くが120km/hですが、以前に一度走った記憶では落ち着いて走り難い印象が残っていました。今回は交通量が少なめでしたので、真ん中車線を115km/h前後で巡行し前が詰まったら一団を追い抜いてまた真ん中車線に戻る感じで走行すると快適に走ることができました。

このルートは雄大な自然の中を抜けるルートで、窓から見える風景の美しさに心が躍ります。特に、新東名を走行中に清水IC前後で突然のように眼前に現れる富士山の眺めは絶景でした。残念ながら、麓には雲が多く全景というわけにはいきませんでしたが、姿が見れただけでも僥倖です。

近畿から訪問時の、休暇村近傍の初日のお勧め観光プラン

大阪から富士山麓へは4時間程度で行けますので、よく行く白馬よりお手軽でした。今回の宿は休暇村富士ですので、チェックインの前に、「浅間大社」「白糸の滝」「朝霧高原道の駅」「本栖湖」をめぐるコースを企画しました。

このルートは新東名を降りてから、ほぼ一直線でロスがないコースですのでお勧めです。休暇村富士には30分程度戻る設定ですが、晴れていれば道中はずっと富士山が見えますし、全ての立ち寄り地点が見ごたえのある名勝です。

チェックインまでの時間配分も余裕があり、感想としてはとてもお得感がありました。お勧めです!

浅間大社から白糸の滝を訪ねる

新富士ICから20分ほどで浅間大社に到着です。駐車場入り口は少し回り込む感じになりましが、ナビに従えば何とか大丈夫な感じです。

富士山本宮浅間大社の駐車場は、お参りの人なら30分無料という事で有難いシステムです。この日一番の日差しのなか、お参りしていきます。

この日は平日なので観光客はまばらですが、日本人と海外観光客は半々ぐらいでした。

浅間大社の境内の横には、国の特別天然記念物の「湧玉池(わくたまいけ)」があり平成の名水百選の1つとのことで、この湧泉は富士山の伏流水が源で、水温は1年を通して13℃前後だそうです。とてもきれいな水面が印象的です。

浅間大社を後にして、車で20分ほどの白糸の滝を目指します。こちらは駐車料は500円で、平日にも関わらず多くの観光客でにぎわっていますが海外の観光客が目立ちます。

白糸の滝の岸壁には、水を通しにくい「古富士泥流層」と水を透過する「新富士溶岩層」が共に露出していて、そこから滝の水が湧きだしているそうです。

「白糸の滝」の近くには「音止の滝」もあり、共に源頼朝にまつわる言い伝えがあるそうです。

道の駅朝霧高原を経て本栖湖を散策

白糸の滝を早足で散策し、道の駅「朝霧高原」で一休みしてソフトクレームを頂き、この日の最後の訪問地の「本栖湖」に向かいます。道中、何とか富士山が少しだけ顔を出してくれました。

本栖湖では釣り人とウィンドサーフィンやSAPを楽しむ人が、比較的ゆったり時間を楽しんでいるような気配を感じます。湖を時計回りに一周しますが、曇り空のせいか西側は少しうっそうとした道が続きます。

道中、この旅の中では最も富士山の景色を楽しむことができ、満足して宿に戻りチェックインします。

休暇村富士の魅力

休暇村富士の周辺の散策

休暇村富士は、田貫湖(タヌキコ)の畔に佇み、湖の向かいに富士山を望む絶好のロケーションでした。折角なので、夕食前に1周3.3kmの田貫湖を散策したのですが、この道はランニングしても楽しそうな素晴らしい散歩道です。

宿の前の休憩所のおしゃれな木造のベンチは、正面に富士山を配置し湖を臨む絶好の場所にあります。ここを出発して田貫湖を散策します。

田貫湖周辺には商業的な設備はないものの、トイレや駐車場が整備され、キャンプ場もロケーションが良く、ここもお勧めのスポットです。休暇村富士の近くのキャンプ場では、何故かタヌキに出くわしました。田貫湖の由来と関係があるのでしょうか。

なにしろ抜群のロケーションで、田貫湖自体もまとまりがあり、落ち着きがあり、とてもきれいに管理され整備されています。とにかくオススメです!

長期滞在して朝夕の散策をするには絶好の環境に感じました。いつの日かここでのんびりここに滞在して過ごしてみたいものだと思いました。

休暇村富士も食事は最高、温泉も!

休暇村富士での夕食は地元の食材を使った料理が豊富で、このところの休暇村の例にもれず、味付けも食材も素晴らしくとても美味しかったです。

また、温泉からの富士山に向かう湖の眺めは格別です。残念ながら夕方には富士山は雲に隠れてしまい、今回の旅ではその後姿を現すことは有りませんでしたが、、、。

温泉の説明では、富士山の周辺では昔温泉は出てなかった中で、休暇村富士が初めて温泉を掘ったとかの説明がありました。泉質も弱アルカリで肌に良い感じで好きな泉質でこれもお勧めです。

周辺の観光地の概要とお勧めポイント

今回は回らなかった西湖と精進湖

二日目は全国的な悪天候の中、静岡県は日本で最も警報が出ている県となり、終日大雨のため完全休養の一日となりました。霧に咽ぶ田貫湖を眼下に眺め、ボーッと一日が過ぎていきます。

最終日はあいにくの曇り空でしたので、西湖と精進湖(しょうじこ)はパスしてしまいました。おそらく天気が良ければ、全て訪れていたことと思いますが、曇り空でも十分に存在感のある名所であることは間違いありません。

富士子五個は富士山を北西から東にかけて取り囲む湖で、その景色はおそらく雄大です。(多分)

雨の中の河口湖と山中湖をめぐる

最終日の天気は朝方少し霧雨程度の雨が残るなか、その後は予報通りの曇り空でしたが、残念ながら富士山がその姿を現すことは有りませんでした。

西湖はこじんまり、河口湖はごちゃごちゃした落ち着きのない観光地、山中湖はゆったり落ち着きのある観光地のイメージでした。土曜日という事もあり、観光客に溢れた感じです。

河口湖は道路周辺が手狭で、車を止める場所を探すのは一苦労でした。一番賑わっていた大きな駐車場周辺は土曜日という事もあり大混雑です。そのほかの場所では、ほぼ私有地の駐車スペースしか見当たらず、車を止めて写真を撮るのはかなり難しいルートになります。

一方の山中湖は、道路の周囲にゆとりがあり、いたるところに車を止める駐車スペースが整備されており、河口湖とは大違いです。

今回は前年ながらどちらも天気に恵まれず、富士山を望むことはできませんでしたが、いずれの場所も天気が良い時の写真を見ると抜群のロケーションですね。

どちらも休日はやや交通量が多い感じでした。できれば平日に出かけるとゆっくり過ごせそうです。

おまけ(帰り道の予期せぬ出会い)

感動の景色と美食の思い出を胸に帰途では、覆面パトの捕り物との出会い

一路新東名から伊勢湾岸を走り一気に帰途に着きますが、伊勢湾岸道に入って暫くして、走行車線にシルバーのクラウンを発見し、追い越しながら確認すると、ヘルメットで制服姿の交機さんでした。すかさずブレーキング&車線変更して覆面パトの前に入ります。

その後、数台続けて同じようにパトカーの前に車線変更していきます。3台ほどパトカーの前に車がたまった後も、追い越し車線でパトカーを横目に様子見運転が続いていました。

暫くすると、私の後の車が追い越し車線に移動し、急加速してチャレンジを仕掛けると、それに釣られるようにもう一台、更に後続の車も続いたと思う間もなく、案の定後ろでパトライトが上がりました。

なんと、4台くらいが続いたのですが、捕まったのは2台目のチャレンジャーでした。3台目と4台目はパトカーから邪魔だから前を退けと言われてる感じで走行車線に移動し、パトカーは前の車を追って行きました。

数km先で左車線に止められているワンボックスと覆面パトさんを発見し、被害者の確認に至りましたました。

覆面のパトライト点灯を目撃したのはこれで3度目ですが、何故捕まるのか毎回不思議な気持ちで観察しています。今回も動画を取りそびれたのが残念でした。

まとめ

休暇村富士は、やや高台から田貫湖を挟んで富士山を望む立地で、これまで訪れたどの休暇村の眺望より素晴らしく、とてもお勧めの宿です。

休暇村の眼下に広がる田貫湖は、周囲の散歩道も変化に富んでいてジョギングなどにも最適な感じです。
食事も海の幸を始め他の食材もとても美味しくいただくことが出来て大満足です。
温泉も肌に優しいアルカリ泉質で、浴室から眺める田貫湖の先の富士山のロケーションは最高で、浴槽から眺める富士山は最高です(多分)。

休暇村「富士」も多くの面で満足度が高いですが、周辺の観光も見どころたくさんで、富士の裾野から眺める富士山の雄姿もかなりポイントが高いです。

皆さんも、見る山としての富士山を一度訪れてみては如何でしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました