春の信州・白馬村の旅(花のあづみの公園~絶景の小川村の蕎麦~超人気スポット岩岳山頂へ)

旅行・食

今年の春も、お気に入りエリアの白馬村方面を訪ねてきました。

もう40年近く、ほぼ毎年、冬か、春か、秋ごろにスキーや周辺観光でお世話になってます。

故郷ではありませんが、半ば帰省に近い感覚になってしまっているのかもしれません。

旅の行程は、あずみの公園で春の景色を堪能し、小川村からの眺望と季節の味覚に触れ、そしていつもの岩岳観光、諸々です。

今回も快晴に恵まれた最高の信州の旅となりました。信州の春の魅力をお伝えしたいと思います。

まずは「国営アルプスあづみの公園」にチューリップ鑑賞で立ち寄り

今回も、いつものご家族と途中合流のお約束です。

この日は梓川のSAで昼食後、そのご家族のお誘いであづみの公園のチューリップ鑑賞に参加します。

春の連休シーズンの信州は、北アルプスの山並みに残雪が映えてパノラマな景色が出迎えてくれます。

「国営アルプスあづみの公園」は、チューリップが満開の最盛期とのこと。中央駐車場は昼過ぎでもほぼ満車状態ですが、午後には帰り客も次々に出てくるので、車を止めるのは問題有りませんでした。

この公園は数年ぶりに訪ねましたが、前回のこの季節の微かな記憶で比較すると、今年はチューリップ畑の規模が大きくなっていたように感じました。但し、記憶は定かでなく自信はありません。

球根の数は何と20~30万球(年により変化)ぐらいのようです。

この日は少し薄曇り模様でしたが、むしろ花の色はきれいに見えた気がします。写真の数倍以上の様々なチューリップが、広大な敷地に広がっていて、一通り散策するのも大変で、十分すぎる見ごたえです。

この日の宿(岩岳エリア)の人の話では、公園内の別のエリアには菜の花の満開エリア(「里山文化ゾーン」)もあったそうで、次回行ったときには是非そちらも見に行こうと思います。

今回私たちが訪れたのは、「田園文化ゾーン」だったそうです。

この日は、この後岩岳の宿に入りまったりとくつろいで過ごしました。

限界集落「小川村」の標高1000mからの北アルプス大展望

翌日は、お連れのご家族にお昼の蕎麦を予約してもらっており、目的地の小川村に向けての山道のドライブと観光です。

実は、息子の学生時代の友人の故郷という事で、少し親しみを感じている小川村を今年も訪ねてみます。

山頂近くのお蕎麦屋さんと北アルプスの眺望がすばらしいスポットです。

小川村へは長野大町線から「小川アルプスライン」という道を登ります。
標高634m地点の「スカイツリーと同じ高さ」の看板を横目に更に登ります。「スカイツリー」関連看板はあちこちの観光地で見かけますね。

「星と緑のロマン館」の標高1000mの駐車場からの北アルプスの眺めは、今年も快晴の中で絶景でした。

小川村は北アルプスの眺望が美しく、星空が見事だそうですが「過疎化」が進んでいて限界集落となっています。

空き家バンクの活用や村営住宅の整備、子育て支援策などが功を奏し、平成20年度からは移住者が増えているそうです。毎日この景色が見れるだけでも最高かもしれませんね。

昨年に続き、山頂近くの蕎麦屋「友楽」さんで、地元山菜の天ぷらとお蕎麦を頂きます。

この季節はタラの芽やコシアブラなどの山菜の天ぷらが最高で、もちろんお蕎麦も美味しいです。今年は根曲りダケは少し間に合わなかったそうです。

児童公園ちびっこ広場とお蕎麦屋さんの定食

蕎麦の後は「星と緑のロマン館」から階段を上がった施設で、二家族で貸し切りのプラネタリウムの鑑賞をさせて頂きました。小川村から見える星座を中心に説明してもらました。

小川村観光協会HHPより

小学生の時以来、50年ぶりくらいのプラネタリウム体験でしたが、お兄さんの説明が上手で楽しい経験となりました。

国宝の日本最古の神明造の仁科神明宮

この後は、大町方面に40分ほど走り、仁科神明宮を訪ねました。

この神社は日本の最古の神明造だそうで、伊勢神宮と同じくシンプルな構造で、日本の伝統的な建築様式を代表するものだそうです。

そして、仁科神明宮は20年に一度の式年遷宮を640年以上続けていて、これはとても珍しいもので、日本の歴史の中でも特に重要なものだそうです。そして、この式年遷宮は現在も続いており、最新の遷宮は2020年に行われたそうです。

仁科神明宮は、伊勢神宮の荘園である仁科御厨の鎮護の社として創建されたもので、伊勢神宮との深い繋がりがあるのだそうです。

樹齢800年の杉の大木にも感動です。

仁科神明宮の境内は由緒ある雰囲気に満ちて、落ち着いています。一度訪れてみてはいかがでしょうか。

白馬岩岳マウンテンリゾートのハイジのブランコ「ヤッホー!スウィング」

翌日は、岩岳スキー場の山頂でのんびり過ごすことになりました。

岩岳スキー場の山頂にゴンドラ「ノア」で登ったところには、2018年10月に開業した展望テラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」と、2020年7月のコロナ禍に開業した「ヤッホー!スウィング」があります。

MTBや乗馬等のアクティビティもあり、山頂はいつも賑わっています。山頂でのリフト代を含めて、ゴンドラ往復2400円でした。

ヤッホースイングの過去の最大待ち時間は5時間の記録があるそうですが、この日の並びは少なかったようです。

人気の展望テラスの「THE CITY BAKERY」は、岩岳山頂だけの限定メニューもあり、この日(4月29日祝日)も行列が絶えない感じでした。テラスの写真スポットも行列が絶えません。この季節の山頂からの景色は格別で、雪景色の白馬三山が出迎えてくれます。

白馬村の春の朝モヤ、松川の川辺からの白馬三山の絶景

4月末から5月初旬は、桜がほぼ終わり、八重桜が見頃だったり、山桜やコブシが見頃だったり、年により見所は微妙に変わりますが、近畿ではほぼ終わった季節が再び体験できます。新緑の見頃で、山菜も旬を迎えるので食事もお楽しみが増えます。

白馬村の「岩岳エリア」のおすすめは、晴れた日の早朝の河川敷のお散歩で、松川のほとりから見上げる北アルプスの山々は格別です。朝の澄んだ空気と、朝霧に包まれた田園風景の中のお散歩も、白馬の春の早朝のお楽しみです。

ちょうどこの季節は、例年白馬村には鯉のぼりが風にたなびいています。

宿から見える鯉のぼり

旅のおまけ:高速で覆面パトカーの赤色灯で誘導を受けました

実は今回の往路では、少しドキドキの体験をしてきたのでご報告しておきます。

大阪から長野に向かう高速は、車の数は少ないのですが追い越し車線に中途半端な速度の車が散在しており、所々微妙に流れはスムーズではありませんでした。しかし渋滞はなく、まあそれなりに順調です。

微妙に速度ムラの有る車が前をふさぎ少しイラついてしまい、開いていた左側車線に移動し、加速し、不覚にも追い越し車線に戻ってしまいました。追い抜いた車が左車線に入ったと思う間もなく、後ろでパトライトが上がったのです。すぐブレーキを踏んでウィンカーを出して左車線に移動して、何とかやり過ごしたと思ったら、並走しながらスピーカーで「パトカーに続いてください」的な事を言っていたようです。

クラウンアスリートに勝負をしかけても勝ち目はないので、観念して大人しく2kmぐらいついていくと高速のバス停に誘導されました。

窓を開けて神妙な面持ちで会釈すると「少しスピードも出ていましたし、左からの追い越しは危険ですから絶対ダメですよ」と注意され、ゴールド免許が消える絶望感に落ち込んでいると、「今日は現場注意にしておきますけど」と、想定外のサプライズ!「この季節は一般の方もたくさん走ってますから気をつけてください」と意味不明のコメントでした。

実は、パトライト上げられて、切符切られなかったのはこれで二回目なんです。そして20年以上続くゴールド免許は今も無事に継続中です。

皆さまも、スピード違反や追い越しには十分にお気を付けください。

まとめ

白馬エリアでは、このところのインバウンド客による価格高騰が続いていますね。

宿の人の話では、特に八方エリアは外国人の比率がどんどん高くなり、近くのお店の物価も連休などで季節変動したり、肉やシリアルやバナナが店頭から消えたり、外国人の影響は凄いことになっているとのこと。

しかし岩岳エリアの宿では今のところ八方エリアほどの影響や変化は少ないそうです。

温泉や美味しい食事、絶景の山々の景色と澄んだ空気、白馬はいつ来ても懐かしい非日常が迎えてくれます。

来年には岩岳のゴンドラもリニューアルされますので、久しぶりに岩岳スキー場も訪れたいと思います。

長野県は移住したい都道府県の第一位だそうです(?)が、訪れるたびに納得でお勧めの訪問先です。

皆様も是非一度訪ねられてはいかがでしょうか?

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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