定年後に新たな趣味の検討の勧め ~この半年で、デジタルコンテンツに挑戦してみました~

学び・雑記

皆さんこんにちは、初投稿になります。

私は数年前に現役を引退してから、毎日を思いつくままに気ままに過ごしていましたが、当然のごとくそれなりの充実感しかありませんでした。

いろいろ考えた挙句、20年後にも楽しめる趣味を探すことを目指して、とりあえずいろいろやり始めたのです。

現役引退後のこのタイミングで、立ち止まって何かに取り組んでみるのも大切なことかと思います。

シニアになってからの取り組みの一事例として、少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。

自分なりに、この先の在り方を考えてみる

思い付きでいろいろやってみるのも全然よかったのですが、私の場合、ほぼ三日坊主の浅い取り組みで終わることが圧倒的に多かったことを反省し、一度しっかり現状と、ありたい将来を見つめ直すことにしました。

現役引退した今は、この先の自分の居場所と充実感を決める時ではないか

私が考えた「人生後半の準備」ために重要な視点は2つです。

一つ目は、「自分らしさ」の追求

これは、自分は何が好きで、何に価値を見いだすのかを改めて理解することから始めます。

自分自身の「好き」を見つけるのは意外と難しく、人はそれまでの惰性的な思い込みに留まりがちです。
実は未知の「好き」を探ることが、このタイミングでやるべき事ではないでしょうか。

今この時は、いろいろなことにチャレンジして、自分の「好き」に気付く貴重なタイミングなのだと思うのです。

自分が本当に好きなことに気づかないのは、多くのことはやってみてないからだと思うのです。
今は、興味の赴くままになんでもやってみることが大事だと思います。
やってみたら意外と多くのことが得られるかもしれません。

自分の「好き」を見つけることは、この先の充実感、達成感には欠かせないと考えます。

二つ目は、「自己の在り方」を探求すること

自分の「好き」を見つけたとしても、それだけでは不十分で、自分は「どうありたいか」も大切だと思います。
何故なら自分自身の価値観と、楽しみの共存は重要なテーマだと思うからです。

一定の学びも必要ですし、人的なネットワークもある程度必要でしょう。そのための健康な体も必要です。

どう歳をとり、どう自分の居場所を作るのかは、自分の意思で決めければなりません。
成り行きで日々を過ごして、情報に疎くなり、毎年体力が落ちてしまうのも自分の意思の帰結ですから。

どうありたいか」という意思が、全ての行動の原動力なんだと思います。
一定の学びを求め、積極的に体作りをするのは自分の意思でしか出来ませんから。

自分にとって心地よい居場所を確保するために、心と体の両面から自分を見つめ直すことにしました。

未来の自分の在り方を考える ~今の自分の居場所は「過去の自分」が決めてきた~

定年後は、その後の「人生の後半」の質を左右する大切なだと思います。
そのスタートを価値あるものにするためには、自己再発見新たな挑戦が重要だと考えました。

私が考えたアプローチをご紹介します。

自己評価

今まで好きだったことが、これからも人生を充実したものにしてくれることかどうかという視点で、改めて、自分自身を見直してみるのはとても有益だと思います。

硬い表現をすると、今の自分を見つめ直し、興味の対象を再認識する 自己評価は、自分の強み・弱み・興味・価値観を理解し、自分の強みや興味を洗い出すということかもしれません。

過去の経験や好きなこと、得意なことを振り返り自己理解を深めつつ、どのような活動が将来の自分にとって充実感をもたらすのかを考えてること重要な振り返りだと思います。

目標設定

自分の「好き」を見つけ、心身両面での「行動に移す」にあたっては、ある程度の目標はどうしても必要です。

人に言われてやる事ではなく、自分の将来を自分の意思で決めるための目標です。

具体的な「行動に移す」ためには、例えば「80歳ではこういう生活をしていたい」という具体的なイメージがまず必要です。その上で、そのために、どの程度の知識なり、スキルなり、財力なり、体力が必要かということを考えていきます。

しかし、自分の価値観興味に合致しないものは長続きしません。
そういう意味で本当に自分の意思「ありたいイメージ」を描き、そのための目標設定として腑に落ちていることが非常に重要だと感じます。

少し硬い話にはなりますが、SMART原則(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound:具体的、測定可能、達成可能、関連性、時間制限)で考えるのが良いそうです。

計画立案

人は何かの目標を決めて「やろう」と思っても、なかなか続かないものです。
継続的に実行できて習慣にまでするためには、簡単でもいいので文字に起こして、忘れないようにしようと考えました。

年を取ると本当にすぐ忘れます。少なくても私は。

いつまでにどうしたいのかを、または、どれくらいの頻度で何をするのか、それは何故かを思い出せるように書き出して、定期的に振り返りが出来るようにしておくのは、多分有益だと思います。

義務感に捕らわれることは本質的ではないと感じます。
重要なのは自分の頭で考えて、自分の意思で行動しようとしているかどうかではないでしょうか。

人生の後半に向かって、少しは今よりマシな状態にありたいと考えているのか、そうではないのか
行動することに前向きなのか、そうではないのか、だけのことだと思うのです。

今の自分の居場所は、実は過去の自分の意思で決めてきたこと」であることを思い出して。

自分の将来は人が決めることではなく、また、今の自分も人に導かれたものではなく、「自分が決めてきた帰結」であることを身に染みて理解したいと思い至りました。

趣味を中心に自分の興味の対象を一覧表にまとめてみた

現在の自分の興味の対象(太字は興味大)を趣味の視点でまとめた一覧表を添付しました。広い視野で自らの興味の対象を俯瞰することも重要なことだと思います。

心身両面で、少しは納得性の高い未来を築きたいと願います。

以下は、そうした中で、主にデジタルコンテンツ中心の過去一年間の新たな取り組みです。
どれかが今後の趣味の一つになればいいのですが。

私の取り組み ~デジタルコンテンツへの挑戦~

この一年間で私が取り組んだことをいくつかご紹介します。現時点では、好奇心の赴くままにとにかくやってみるというスタンスで取り組んでいる段階です。

重要なのは、その内容ではなくやってみたという事です。

意外とやってみないと分からない学びは少なくありませんでした。

AIを使ったイラスト作成

AIのCopilotを使って、LINEスタンプ用のイラストを作画しました。AIは専門的なことでも、細かい事でも、そして何度でも遠慮なく質問出来て、そしていつも必ず気持ちよく対応してくれて、しかもかなり的確な回答が得られます。

イラスト作成に限らず、これからの時代はAIを上手に使うことはシニア世代にも必須になっているように感じます。
何かを生産してないにしても、AIを活用することで、調べものをする際の生産性は格段に進化しています。

但し、よく言われるように、AIは平然と嘘をつきますし、嘘でないにしても不適切な回答をすることも少なくありません。AIと上手に付き合うためのスキルは必要ですが、そのことも知的な訓練として貴重だと感じます。

現在のAIは、使ってみる価値がとても高いと感じます。
私はAIで何かを調べたり、AIと議論しない日は有りません。
現在のAIのレベルを知ってみる事だけでも意味が有ると感じています。

AI画像で画像編集ソフトを使いLINEスタンプを作成・登録

FireAlpacaという無料ソフトを使って、作成したAI画像を編集し、イラストをLINEスタンプとして10組以上を登録してみました。
幸いなことに作成後2~3か月でいくつかはお買い上げいただけましたが、収益という点ではまだまだ非常に厳しい戦いです。

個人的に楽しむ程度にはいいですが、一山当てようと思ったら、やることは多分多く有りそうです。
この時のチャレンジの具体的な内容等は、「簡単なLINEスタンプの作り方紹介 ~意外と売れます:初売り上げの感動、利益もご報告~」の記事にご紹介していますので、ご覧いただける幸いです。

写真とイラストの登録

AdobestockPIXTAに、自分が撮影した写真や作成したイラストを登録してみました。
写真は700枚程度登録し、3か月で1枚だけ売れましたが、やはり顧客となってくれる人が何を求められているかを理解しないと、これも厳しいです。

売れない写真と売れた写真から、少しはニーズの理解ができた気がしますので、今後も細々ですが継続的な取り組みを考えています。

こうしたことは、事前の言語情報で多少は理解していたつもりですが、やってみないと身に染みて理解できない部分があります。

AdobestockPIXTAに関しては、「AdobestockとPIXTAでストックフォトに挑戦:売れる写真のコツと秘密を大公開!」にてご紹介してますので、良かったら覗いてみてください。

動画編集

DaVinciResolveというソフトを使って、自分のスキー動画を編集しました。ある程度の学習は必要ですが、何とか人に見てもらえるレベルで満足のいく内容にはなりました。

今後もスキルを深めていきたいと思います。

いずれはYouTube動画も発信できるようになればいいと思っています。

DaVinciResolveによる動画編集に関しては、「DaVinci Resolveで動画編集に挑戦:基本操作(分割+結合+音声編集)は意外と簡単 シニアの頭の体操にお勧め」にてご紹介してますので、良かったら覗いてみてください。

動画編集自体も面白いと思いますし、それ以上に認知力の訓練として動画編集ソフトの操作を覚える事にも大きな意味があると感じています。

ブログの開始

WordPressを使って、自分のブログ(これです)を始めました。価値ある情報を発信するために必要な準備の重要性と、その立場になって気付く、様々な情報の裏側を少しは理解できるようになった気がします。

「誰かに向けて、何かを提供」しようとしているはずなのに、記事を書こうとした途端に、人はとりあえず書きたいことを書いてしまうものだという事も、やってみて理解が深まりました。

そのようにして書かれた記事には需要は無く、結果として読んでもらえないことを知りました。

ある程度まともなブログ記事を書くためには、今の自分には足りてないことがあまりに多いということも学びました。

何らかの「外部発信」において重要なのは、「やりたい事や、出来る事」をするのではなく、「求められている事で、需要のある事」をすべきであること、を理解しなけらばならないのだと思います。

体力の維持向上に向けて

興味本位でデジタルコンテンツへの取り組みを開始してみたものの、家にこもりがちになり、外出機会が大幅に減るという問題も顕在化してきました。

ランニングや、山歩きはこれまでもやってましたが、まさに思いつくままの取り組みで、決して継続的なものではなく、習慣化とも程遠いものでした。

現状は、思い付きレベルではあるものの、そのうち習慣化を目指して取り組むつもりです。

まとめ

明日からの自分、とりわけ10年、20年先の自分の在り方を思い描いて、今日の自分の時間の過ごし方について考えて少し取り組んでみました。

まだ1年にも満たない活動ですが、細々とやってみたことをご紹介してみました。

定年後の今をお過ごしの皆さんも、この時期を見つめ直してみるのはどうでしょうか。

人生の後半を、「自分にとって価値あるもの」にするのは、今の自分の思考であり行動なのだと思います。

何事も、「遅すぎることはない、早すぎる冬よりも(by 吉田拓郎)」だと思います。

現状の私は何かを始めただけの段階ですが、何かを始めたこと自体がとても尊い事だと思っています。

そして、何かを発信するためには、今の自分にはとてもたくさんのことが欠けている事に気づかされるだけでも、大きな収穫だと感じています。

少しづつ己の思考を整理しながら、少しでも今まで以上に成長できればと感じています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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