新型コロナワクチンに対する、将来的な安全性への疑問を考える ~ 確からしい情報のまとめ ~

学び・雑記

新型コロナウィルスもようやく、ある程度落ち着いてきて、一人一人が冷静に対応できるような環境になってきましたね。

このパンデミックが始まった時に、一部の専門家の方が「これは数年で普通の風邪になる」とおっしゃっていた通りになりました。

しかし、新型コロナに関する正しい情報となると、多くの情報が氾濫し、真偽の判別が難しい状況になってないでしょうか。

そして、自信を持って、「自分の判断」としてどうするのが正しいのかを決断できるだけの情報とその理解があるでしょうか。

YouTube動画などでは極端な情報が氾濫し、テレビの情報といっても一方的で、本当に総合的に正しいのかは見わけもつかず、私もこうした情報に翻弄されてきました。

本当は、功罪を客観的に公平公正に報道してくれたらいいのでしょうが、それだと知識の乏しい人には判断し切れないという事情もあるのかも知れません。

情報を正しく伝えるというのは本当に難しいものだと感じます。

このブログでは、新型コロナウィルスワクチンについて、出来るだけ偏った情報にならないように気をつけながら、不確実な情報を排除し、確からしい情報を調べて、自衛的にまとめてみました。

実は、義理の父から「11波を控えてワクチンの案内が来たけどどうしたらいいか」という問いかけがあり、ある程度の根拠をもって回答しようと調べてみたのです。

少しでも皆様のご参考になれば幸いです。

  1. 新型コロナウィルスに対してワクチンは有意義なものだったのか
    1. 米国CDCの記事に見る、ワクチン接種率と、死亡率の比較
    2. デルタ株以降もワクチンは必要で有意義だったのか
    3. ワクチンの副作用と後遺症 VS コロナウィルス罹患時のダメージで判断
  2. 今後もワクチンを打ち続けることは合理的で安全性の問題はないのか?
    1. オミクロン以降においてワクチンの意義が限定的とされる理由
  3. ワクチンの種類と特徴、それぞれの懸念事項
    1. mRNAワクチン
    2. アデノウイルスベクターワクチン
    3. 組換えタンパクワクチン
    4. レプリコンワクチン
    5. 不活化ワクチン
    6. ペプチドワクチン
    7. DNAワクチン
  4. ワクチンの安全性に関する、基本的な考え方
  5. かなり確からしいと思う情報(しかし断定できるほどの知見はない)
    1. ウイルス学者の間では、新型コロナウィルスは「塩基配列の情報から人工的に作成された可能性が限りなく高い」という意見がある
    2. mRNAワクチンで、私たちの遺伝子情報は変化しないのか、という疑問
    3. 結局、当初期待したような「集団免疫の獲得」は失敗に終わったという事実
    4. 日本などではBCGワクチンにより高い抵抗力があったという説は否定的
  6. 真偽不詳の情報(知識不足でコメントすら困難)
    1. レプリコンワクチンは、無限増殖して、空気感染のリスクまである
  7. まとめ

新型コロナウィルスに対してワクチンは有意義なものだったのか

結論としては、デルタ株の時代のワクチンは有意義だったと、多くのウィルス学者が認めるところだと聞きます。

特に高齢者や基礎疾患を持つ人々に対して重症化を防ぐ効果により、医療システムの負担軽減の効果は大きかったようです。

少なくても、ワクチン接種率と死亡者数(死亡率)の比較においては、ワクチンがなければ救えなかった命という視点で見れば、特にデルタ株の時代では重症化予防の効果という点で意味があったと言われています。

米国CDCの記事に見る、ワクチン接種率と、死亡率の比較

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の2023年2月10日号の「Morbidity and Mortality Weekly Report」では、下記のような報告がされています。これはデルタ株に関するまとめです。

  • ワクチン接種者の死亡率: 接種者の死亡率は、未接種者の約5倍低い
  • 感染者数: ワクチン接種者の感染者数は未接種者に比べて約3倍少ない
  • 重症化率: ワクチン接種者の重症化率は未接種者の約4倍低い

医療体制の差もあり、日本との比較は難しいものの、接種率が高い方が、重症化率や死亡者数は明確に少なく、こうした情報をもってワクチンの有効性はあったとの見方になっているものと思われます。

又、国別の比較においても、同様に接種率と死亡率の傾向は類似の傾向が報告されているようです。

デルタ株以降もワクチンは必要で有意義だったのか

しかし、オミクロンに移行してからは、下記のような観点でデータの信頼性の問題もあり、単純に効果・効能を論じることが難しいとも言われています。

  • PCR検査から抗原検査へのシフトが進んだことで、感染者の全数把握が難しくなった
  • オミクロン株の出現により、無症状感染者や軽症者が増え、陽性者が把握されないケースが増加した
  • デルタ株、オミクロン株の同時流行期は、どちらの株による感染なのかの特定が難しかった

実は、デルタ株からオミクロンへの移行に伴い、日本での死亡率、死亡者数共に意外と増えているのですね。

オミクロン株では感染力が強いこともあり、持病のある高齢者の死者数も増えている一方で、治療法の変化や在宅治療の増加で、集中治療室の医療崩壊のようなニュースは少なかったようです。

これはワクチン接種率の増加の割に患者数は増え、死亡率も増加していることから、ワクチンの有効性が低下していたことを示しているのかもしれません。

約2年前ぐらいまでは、未だ新型コロナによる死者は高い水準で推移していました。

厚生労働省HPより
  • オミクロン株は、デルタ株に比べてワクチンに対する耐性が高いため、ワクチンの効果が低下した
  • オミクロン株の感染拡大に伴い、ワクチン未接種者の数が増加た
  • パンデミックの進行に伴い、人々の社会的距離が縮小し、感染リスクが高くなった
  • オミクロン株は、軽症や無症状での感染もおおく感染力が高い

つまり、デルタ株の時代のワクチンは有意義だったとしても、その後のワクチンの意義は、少し意見が割れるようです

一部のウィルス学者は、オミクロン以降のワクチンはあまり意味がないという趣旨の発言をしています。

ワクチンの副作用と後遺症 VS コロナウィルス罹患時のダメージで判断

デルタ株の時代では、ワクチン接種に伴う軽微な副反応があったとしても、ワクチン接種は重症化を防ぎ、死に至るリスクを軽減する機能として重要な役割を果たしたのだと思います。
(良く分からないワクチンが、全く問題のない有益なものだったと思っている訳ではありませんが)

しかし、ワクチンのよる後遺症や特に若者にとって懸念される長期的な影響に関しては、重要な課題が残っているのではないでしょうか。

その理由は、後ほど列挙する様々なワクチンには、共通の、又は固有の将来的な課題について未確認で解明されていない課題が残されている状況だからです。

短期的な目先の大きな脅威に対して、メリットが大きいと考えてデルタ株の時代を乗り切ったことは間違っていなかったとしても、その後のオミクロン時代以降の判断は慎重であるべきだと思いませんか。

NHKのまとめた「世界のワクチン接種状況」の資料によると、2023年末までに集計された資料では、日本の接種回数は、2023年以降では世界1位(309回/人口100人当たり、米国は11位で203回)です。
更に、ワクチンを追加接種した人の人口比も日本は突出して世界1位で約142%です(米国は16位、約40%)。

日本以外の国では、将来起こり得るデメリットのリスクを考慮した判断をしている国も少なくないのではないでしょうか。

オミクロン株以降のワクチンの意義と、そこに潜む長期的なリスクと影響を考えることがとても重要な局面にきているのではないかと思います。

若者にとって、未知の長期的な負の影響は本当にないのでしょうか。

副反応、副作用と後遺症について

急性期を経過し、落ち着いて長期的な課題を見つめる時になっています。

ワクチンの種類も様々で、昔のような不活化ワクチンが主流のような時代ではなくなり、伝子情報への不安や、免疫システムに関する不安の多い環境になっているように感じます。

確かに発生数は少ないのかもしれませんが、ワクチン後遺症で筋肉に力が入らず、実生活に支障が生じている人も現にいます。そして、その原因は、はっきりしていないのです。

長い目で見た時に、原因不明の、例えば免疫系や神経系の不具合が突然現れるリスクは依然として払しょくされてはいません。

現状は、ワクチン接種で得られるベネフィットよりも、目に見えない(というより解明されてない)リスクを恐れる感覚の方が正常だと、私は思います。

後ほどご説明する様々なワクチンの特徴や、懸念事項を見ると、心配は尽きないと感じます。

今後もワクチンを打ち続けることは合理的で安全性の問題はないのか?

一般的なコンセンサスとして、少なくても下記についてはよく考えた方が良いと思います。

  • 長期的な安全性: 長期的な安全性については、データ蓄積が不十分で、今後のさらなる調査が必要のな状況
  • まれな副作用後遺症: 非常にまれではあっても副作用が発生する可能性は否定できず、現に後遺症に苦しんでいる人はいる

更に、様々な種類のワクチンに関する個別の懸念事項については、我々は無知であり安心に足る情報は得られていないことの自覚が重要です。

ワクチンの感染予防効果や、重症化予防効果が一定見込めることは否定しないのですが、それを上回るリスクについては、原因究明の結論を待つだけの価値がありそうです。

今は、「オミクロン以降のワクチン接種はほぼ意味がない」というウィルス学者の声に耳を傾けるべき時だと感じるのです。

オミクロン以降においてワクチンの意義が限定的とされる理由

  • 変異株の特性:オミクロン株は、ワクチンに対する耐性が高く、感染を完全に防ぐ効果が低下
  • 感染力の高さ:オミクロン株は非常に感染力が高いため、感染拡大を完全に抑制するのが困難で効果が限定的
  • 重症化予防:重症化予防効果自体もやや限定的で、それ以上に軽症や無症状での感染を防ぐ効果の低下で、全体的な感染拡大を防ぐ効果が限定的となった

ワクチンの種類と特徴、それぞれの懸念事項

mRNAワクチン

  • 仕組み:人工的に合成したメッセンジャーRNA(mRNA)を体内に注入し、細胞内でウイルスのスパイクタンパク質を作らせることで、免疫反応を誘導する
  • 特徴:開発期間が短く、変異株への対応が比較的容易
  • 主なメーカーファイザー/ビオンテック、モデルナ
  • 懸念事項:若い男性を中心に心筋炎の副反応が懸念される
    心筋炎の原因については現時点では解明されている状況ではなく、安全性に関しては今後の研究を待つ必要がある(詳細は下記に記述)

mRNAワクチンについては、他にも審議不祥の問題提起があるようですが、ウィルス学や医学の専門知識のない者には中途半端にそれらの主張に耳を傾けることに意味があるように思えません。

mRNAワクチンによる心筋炎への影響(男性に顕著)

mRNAワクチンによる心筋炎の発症状況

mRNAワクチンによる心筋炎は、男性で顕著に発症する現象です。

男性の発生率

男性に心筋炎の発症が多い理由は、男性ホルモンであるテストステロンが、炎症反応を促進する可能性があるのに対して、女性ホルモンであるエストロゲンは、一般的に抗炎症作用を持つと言われていることの相関が指摘されています。

又、テストステロンは免疫系に影響を与え、一部の炎症反応を強める働きがある可能性も指摘されています。

mRNAワクチンによる心筋炎の原因について:リスク事例として少しだけ深堀り

現在の研究では、mRNAワクチン接種後の心筋炎の原因として、以下の①分子模倣➁中和抗体の攻撃が特に注目されているようです。

①分子模倣➁中和抗体の攻撃は、スパイクタンパク質と特異的に結合することによる免疫反応に基づいており、これが心筋炎の発症に寄与する可能性があると考えられているそうです。

そのメカニズムに関しては、動物モデルやヒトコホート研究などを通じて、少しずつ解明が進んでいるそうです。

  • 分子模倣:ウイルスのスパイクタンパク質と人間の細胞表面タンパク質の類似性より、免疫系が誤って自己の細胞を攻撃する可能性がある
    ・分子模倣は、理論的なリスクとして、他の自己免疫疾患の発症メカニズムとしても知られており、免疫系の誤認反応が起こる可能性は否定できない
  • スパイクタンパク質に対する中和抗体の攻撃:ワクチンによって産生されたスパイクタンパク質心筋や心膜の細胞表面に発現し、中和抗体がそれを攻撃する可能性がある
    ・心筋や心膜の細胞に対する免疫反応が起こる可能性は否定できない
  • ③サイトカインストーム:免疫系の過剰反応により、大量のサイトカインが放出され、組織損傷や炎症を引き起こすし、心筋だけでなく他の臓器にも影響を与える可能性がある
    ・一般的にはmRNAワクチンによる直接の誘発は稀とされている
  • ④スパイクタンパク質自体が、心筋細胞に直接的な毒性作用を持つ
    ・スパイクタンパク質自体の直接的な毒性作用は限られた証拠に基づく仮説に過ぎないと言われている
  • ⑤免疫反応の過剰亢進:ワクチン接種により免疫系が過剰に活性化され、過剰な炎症反応を引き起こす可能性がある
    ・中和抗体の過剰産生で、免疫反応が過剰になり、心筋炎を引き起こす可能性が指摘されている
    ・更に、免疫反応の過剰亢進の結果としてサイトカインストームが起こるとも言われている¥

mRNAワクチンは当初、スパイクタンパク質が主に注射部位で作用すると考えられていましたが、現在では、ワクチン接種によって誘導される免疫応答が全身に影響を及ぼす可能性があると見られています。

アデノウイルスベクターワクチン

複製能力が失われたウイルスに、病原体の遺伝子を組み込んで作製したワクチンです。

  • 仕組み:ウイルスの一部であるアデノウイルスに、新型コロナウイルスの遺伝子を組み込み、これを体内に注入します
    ・アデノウイルスは、ヒトの細胞に感染し、一時的に細胞内に滞在します
    ・この間に、組み込まれた新型コロナウイルスの遺伝子情報に基づいて、スパイクタンパク質が作られ、免疫応答が誘導されます
  • 特徴:安定性が高く、保存・運搬が比較的容易
  • 主なメーカーアストラゼネカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン
  • 懸念事項アストラゼネカ社製のアデノウイルスベクターワクチン接種後に、非常にまれに血栓症と血小板減少を伴う症例が報告されている
    ・この症例は、ワクチン中の成分と血小板が反応して起こる「ワクチン接種後血小板減少症を伴う血栓症(VITT)」と呼ばれ、特定の抗体が関与していると考えられている
    (ジョンソン・エンド・ジョンソン社製でも同様の症例が報告されていますが、発生頻度はアストラゼネカ社製よりも低いようです)
    ・VITTの発生を受けて、各国で接種対象年齢や接種間隔の見直しなどが行われている

組換えタンパクワクチン

  • 仕組み:新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の遺伝子を、大腸菌や酵母などの宿主細胞に導入し、その細胞内で大量にタンパク質を作らせ、そのスパイクタンパク質を精製し、不純物を取り除きます
    ・精製されたスパイクタンパク質を、アジュバント(免疫反応を促進する物質)などと混ぜてワクチンとして製剤化します
  • 特徴:アレルギー反応が少ない可能性が指摘されている
    ・ウイルスの遺伝子を含まないため、ウイルスが体内で複製するリスクが低く、安全性が高い
  • 主なメーカー:ノババックス
  • 懸念事項:mRNAワクチンやウイルスベクターワクチンに比べて、免疫応答の持続性が短い可能性がある

ノババックスワクチンは、安全性が高いという特徴を持つ一方で、開発の遅れや他のワクチンの存在など、様々な要因が重なり、世界全体での接種率は高くないようです。

日本においても、他のワクチンに比べると接種率は低く、選択肢の一つとして提供されている程度のようです。

レプリコンワクチン

  • 仕組み:レプリコンワクチンは、ウイルスゲノムの一部を人工的に作り出したレプリコンに、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を作るための遺伝子を組み込み、体内に注入するワクチンです
    レプリコンは細胞内で複製し、大量のスパイクタンパク質を産生させることで、強力な免疫応答を誘導します
    従来のmRNAワクチンと比較して、少ない接種回数で高い免疫効果が期待できると言われています
  • 特徴レプリコンが細胞内で複製することで、大量のスパイクタンパク質が産生され、強力な免疫応答が誘導され、免疫効果が持続する可能性がある
    ・強力な免疫応答が期待できるため、少ない接種回数で済む可能性がある
  • 主なメーカー:明治製菓ファルマ(コスタイベ)
  • 懸念事項:レプリコンの複製を完全に制御することは難しく、スパイクタンパク質の過剰産生による副作用のリスクが懸念されています。
    ・妊婦や免疫不全者など、特定の集団に対する安全性データが十分でないため、使用が制限されている?
    ・レプリコンが体内で長期にわたって存在することで、新たな副作用が現れる可能性も否定できない
    開発元のアメリカ大規模な臨床試験が行われたベトナムでは承認されていない
    ・世界で承認されているのは日本だけ(日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)が承認)

レプリコンワクチンの安全性については、現在も様々な議論が続いていますが、個人的な判断としてはリスクが高すぎる印象です。

この状況で何故、日本でだけ承認されたのでしょうか?不思議でなりませんね。

このほかにも、様々な心配の声もありますが、中には根拠不明の不安を過剰に煽るものもあります。
個人のレベルで、事実を確認して適切に判断できる情報リテラシーが問われる典型定な事例と感じます。

医師が発する情報の中にも意外と危険なものも多く、私の近くの医師も、独自のチラシを配布していますが、内容はどこかの先生の主張をデッドコピーしたもので、素人目にもかなり怪しいものでした。

ネット情報でも医師を名乗り様々な意見が飛び交いますが、相互に相いれない意見が多数あり、つまりは誰かは間違った主張をしていることを意味しています。皆さんは誰が正しい主張をしているか見分けられますか?

レプリコンワクチンに関しては、「ベトナムで行われた大規模な治験で、死亡例や重篤な有害事象が報告された」という情報もありましたが、ニュースソースの記載がなく、事実確認できませんでした。

不活化ワクチン

病原体を死滅させたり、病原体の成分を抽出して作製したワクチンで、長年の実績があり、安全性が高いと言われていますね。

  • 仕組み:新型コロナウイルスを不活化し、それを体内に注入します
    ・体内に注入された不活化ウイルスは、感染することはありませんが、免疫系を刺激し、抗体産生を誘導します
  • 特徴:長年の実績があり、安全性が高いとされています
    しかし、生ワクチンに比べて免疫応答の持続期間が短いため、追加接種が必要となる場合があります
  • 主なメーカー:シノバック(中国)、ベロセル(インド)
  • 懸念事項:(生ワクチンに比べて免疫応答が弱く、追加接種が必要になる場合がある)

ペプチドワクチン

ペプチドワクチンは、病原体の抗原となるペプチドを体内に注入し、免疫応答を誘導するワクチンです。

  • 仕組み:病原体の表面にある抗原となる部分を模倣したペプチドを体内に注入します
    ・このペプチドに対して、体は抗体を作ったり、キラーT細胞を活性化させたりすることで、病原体に対する免疫を獲得します
  • 特徴:アレルギー反応が少ない可能性があり、製造が比較的容易で、他ワクチンと組み合わせも可能
    ・ペプチドは分子量が小さいため、体内に導入しやすいという特徴がある
    ・まだ開発段階のものが多く、実用化されているワクチンは少ない
  • 主なメーカー:(新型コロナウイルスに対して実用化の実績はない)
  • 懸念事項:従来のワクチンと比較して、より安全で効果的なワクチン開発につながることが期待されているが、さらなる研究開発が必要

DNAワクチン

DNAワクチンは、ウイルスの遺伝子を直接体内に導入し、体内の細胞にその遺伝子を発現させて、ウイルスのタンパク質を作らせるワクチンです。

  • 仕組み:プラスミドと呼ばれる環状のDNAに、新型コロナウイルスの遺伝子を組み込み、これを体内に注入する
    ・体内の細胞に取り込まれたプラスミドは、細胞核内でタンパク質を合成するための設計図として働き、ウイルスタンパク質が作られる
  • 特徴:mRNAワクチンよりも安定しており、保存・運搬が容易
    ・ウイルスの様々なタンパク質に対する免疫応答を誘導できる
    ・一般的に安全性が高い?と考えられており、幅広い免疫応答を誘導できる可能性がある
  • 主なメーカー:(新型コロナウイルスに対して実用化の実績はない)
  • 懸念事項:製造が複雑で、コストが高い可能性がある
    ・アジュバントとの組み合わせや、遺伝子配列の最適化などにより、より強力な免疫応答を誘導する方法の開発が課題

一般的に安全性が高いと考えられているそうですが、私には何故安全性が高いのか全く分からないので、今後実用化されるようになったらもう少しお勉強しようと思います。

ワクチンの安全性に関する、基本的な考え方

この記事を作成するにあたり、少しだけ勉強してみましたが、ウィルス、ワクチンに関しては高度な専門知識が必要で、素人には真偽の確認はほぼ無理だと思いました。

現時点のスタンスは、少なくても自分で死ぬほど勉強して理解しない限りは、誰かの情報を安易に信用することは愚かなことだと考えています。

ワクチンごとに、特有のリスクがあり、個別にベネフィットとの差を考察し、理解し、判断すべき(できんけど)ですね。

つまり、ある程度の判断のためには、信頼できそうな専門家を見つけるしかないと考えていますが、それもまたとんでもなく難しそうです。

ですので、多くの人の意見を見聞きして、総合的に確からしいかどうかを見極めるしかなさそうです。

かなり確からしいと思う情報(しかし断定できるほどの知見はない)

ウイルス学者の間では、新型コロナウィルスは「塩基配列の情報から人工的に作成された可能性が限りなく高い」という意見がある

今回のパンデミックの新型コロナウィルスに関しては、人工的なウィルスの流出だった可能性がささやかれています。(以前から言わていましたが、近年の情報ではより確からしいそうです)

その根拠は、塩基配列の情報が自然界にはほぼ存在しないものであることと、現在の科学で遺伝子操作する際の塩基配列の長さ等の特徴が人工的なものであることを強く物語っているそうです。

武漢の研究所からの流出説が有力そうですが、その背景に何があったのかは、まさに陰謀論の世界なのかもしれません。

mRNAワクチンで、私たちの遺伝子情報は変化しないのか、という疑問

この点は、どうやら心配ないようです。

私たちの遺伝子は細胞の核という、細胞の中心にある特別な場所に保管されています。

一方、mRNAワクチンは、私たちの遺伝子に直接触れることなく、下記のメカニズムで一時的にタンパク質を作るための情報を与える働きをするものだということです。

つまり、mRNAワクチンは、遺伝子そのものを体内に導入するのではなく、新しいタンパク質の設計図であるmRNAを、細胞の核の外側の部分である『細胞質』に導入するのです。
細胞内に放出されたmRNAは、細胞の小器官であるリボソームに運ばれます。
リボソームは、mRNAの情報を元に、病気と戦うためのスパイクタンパク質を合成します。

作られたタンパク質は、抗体産生を誘導する(病気と戦うための仕事が終わる)と、異物として免疫系により分解されてしまうそうです。

尚、mRNAワクチンに使われるmRNAは、ウイルスが増殖するために必要な酵素を持たないため、体の中でウイルスに変わることもないと言われています。

結局、当初期待したような「集団免疫の獲得」は失敗に終わったという事実

集団免疫の概念自体が、新型コロナウイルスのような変異しやすいウイルスに対しては、必ずしも有効な戦略ではないということが、今回のパンデミックを通じて明らかになったそうです。

日本などではBCGワクチンにより高い抵抗力があったという説は否定的

尚、流行初期の当時には、日本などではBCGワクチンにより抵抗力を高められた可能性があるような議論もありましたが、現在ではその議論は主流ではなくなっています。

日本の感染状況は、国民の衛生意識の高さ、マスク着用率の高さ、政府による迅速な対応など、様々な要因が複合的に作用した結果であると考えられるようになっているそうです。

真偽不詳の情報(知識不足でコメントすら困難)

素人の我々には分からない情報ばかりです。惑わされないで!

レプリコンワクチンは、無限増殖して、空気感染のリスクまである

真偽不祥だがこうした主張は少し過剰との意見もある。
しかし、どちらの主張も真偽の判断できる知見がない

反論意見:
・増殖は、抗体により止められるのである時点で均衡しその後は減少する。
・空気感染するほどの感染力はない?
・こうした主張は他のワクチンでの議論の基本すら崩壊するレベルの極論である?
・但し、全身の多臓器への侵入と、正常細胞に発現するスパイクタンパクへの攻撃の懸念はmRNAと同じで心配?

まとめ

新型コロナウィルスは、まさにパンデミックとして猛威を振るい、ワクチンは一定の貢献をもたらしたことは事実だとは思います。

しかし、ウィルスもワクチンもあまりに急に現れて、安全性に関する納得性は置き去りにされたままと感じます

この先を健全に過ごし、子や孫の世代に大きな影響が及ばない為に、最低限の事実の理解を積み上げた上での、判断と行動をしたいと思います。

国や企業の利益を優先した施策に翻弄されないような民度(情報リテラシー)、が求められていると感じます。

ウィルスや免疫などに関する情報は専門性が高すぎで、一般市民には真偽の確認すら困難です。
しかし、信頼できる人を見つけることも意外と難しいと感じています。

そして、パンデミックの発生に対して、ワクチンがあまりにタイムリーに提供されたことには、個人的にはかなりの違和感と疑念が残ります。しかし、事実を知るすべはなさそうです。

少しづつでも、自分の知的体幹を鍛えていきたいと思う今日この頃です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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